GW1

去年のGWは出張でつぶれたので、今年は早々に10連休を取得することを宣言。後輩には「何かあったら悩まなくていいから電話するように」と一応言い残し、休暇に入る。初日は地元、埼玉県近代美術館のラルティーグ展からスタート。写真も幸福感に満ちているけ…

春の風

今年は矢野顕子レコードデビュー40周年ということで、年度末は新大久保のグローブ座に通って5公演を皆勤し、代官山TSUTAYAのイベントにも参加し、昨年末にNHKホールでTINPANとの第2弾となるさとがえるコンサートのLive CDを買いそれを堪能し・・・と、ずっと…

3月の出来事

慌ただしくしていたらあっという間に3月も終わりそうなのだった。地元映画館の最終日に何とか間に合って『Carol』を観たのは先々週。ケイト・ブランシェットの男前だけどツンデレという役柄にぐっとくる。ベルばらのオスカルのようだ。原作を読んでから映画…

人生のなぐさめ

晴れると陽ざしは春めいて、南を背に歩くとそれだけで背中がぽかぽかしてくるのに、曇ると途端に寒くなる。今日は風も冷たかった。先日、新潮社のla kaguへ出かけて、堀江敏幸&池澤夏樹によるトーク「詩の味わい、詩の効能」を聴いてきた。内容は詩だけに偏…

風邪をひく。1月は好調を維持していたので、この冬は乗り切れるかなと油断したのがいけなかったみたい。先週の半ばに休暇を取って草津温泉に行ったのに、甲斐なく風邪を引いた。ボーっとしている頭に新しい読み物がついていけないので、昔の本を読み返す。藤…

discover

先日の金曜日、夜は旦那さんは用事があるという。それならば、ということで心置きなく会社帰りに本屋に行った。『SWITCH』の藤原新也特集に、都築響一『圏外編集者』(朝日出版社)と堀江敏幸『その姿の消し方』(新潮社)を買い、満足する。堀江さんはもう少し…

大人になるということ、もしくは知恵

今日も寒い。寒いだけでなく乾燥しているので手指がカサカサ。年齢のせいか、だんだん乾燥がこたえるようになってきた。いつの頃からか、ハンドクリームを塗る前に保湿ローションを塗るようにしている。いつだったか手タレの人が勧めてめていたお手入れ方法…

お正月

昨年のお正月は散々だったが、今年は無事に穏やかなお正月を迎えることができました。まずは一安心。元日は朝イチで『Star Wars: Episode VII The Force Awakens』を観に行く。キャリー・フィッシャーとマーク・ハミルの老けぶりには多少驚くが、期待を裏切…

年末の楽しみ

気づいたら、今年も残すところあと5日となっていたのだった。早い。昨日は下北沢の本屋「B&B」で矢野顕子さんのトークイベントに行ってきた。音楽に詳しい先輩のお宅に上がり込み、先輩から「こんなのいいよね」「これも聴いてみて」といろんな曲を紹介され…

Revisit

ナボコフの『記憶よ、語れ 自伝再訪』(若島正訳、作品社)にここのところとっぷりと浸っていて、昨日の夕方にようやく読み終えた。良かったなあ。読み終えるのがもったいなくて、ページを行きつ戻りつし、それと同時に、自分の幼い時の記憶がよみがえったりし…

お盆旅行

夏休みだからって特別なことは何もない。今年もお盆はいつもどおりの那須・板室温泉の定宿に泊り温泉三昧する。行きは、鹿沼ICで降りて「大谷資料館」に行ってみた。大谷石には以前から興味があったけれど、ここは地下の巨大な採掘場跡がそのまま見学施設に…

サマーライフ

好きな季節はいつかと聞かれれば初夏も真夏もひっくるめて夏と答えるぐらい夏は好きなのだけど、さすがに昨日は口を開けば、あちいー、あちいーとなってしまった。今日も朝から暑いけど、洗濯物がよく乾くのでシーツ類をまとめて洗って干す。いやあ、夏だな…

最近の動向

今年はGWを丸々つぶして西海岸に出張した。ここ何年かGWとお盆とお正月はきっちり休む(1週間以上休む)ことをモットーとしていただけに、定期的な長期休暇のひとつをつぶしてしまった今年は、なんだか調子が狂う。なんといっても予定していた矢野顕子のコンサ…

春の気分

春風にあおられて梅の花びらが散っている。玄関わきの沈丁花が香っている。ヒュウガミズキと雪柳も咲いたし、ご近所さんの庭の白木蓮は満開。どことなくもんやりした空気も、春だなあと思う。春の気分はうれしい。堀江敏幸のエッセイに、新鮮な空豆を入手し…

下町さんぽ

菅木志雄の展覧会を観に、東京都現代美術館まで行く。ここに以前来たのはいつだったかなあ。いまやスカイツリーを背景にすっかりコーヒーの街と化した。美術館を後にしたら、まずは「The Cream of the Crop Coffee」でホットコーヒーをテイクアウトし、本日…

Sniper View

先週の夜はだんなさんと待ち合わせてクリント・イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』を観に行く。ブラッドリー・クーパーに限らないのかもしれないけど、髭がつくと途端に別人なのね。マッチョだし。イーストウッド監督作品としては私の好みで言えば…

煙草はいかにして記憶されるか

職場に「超」がつくほどのヘビースモーカーがいる。私の父は、私が中学生になるぐらいまで煙草を吸っていたし(その後禁煙)、喫茶店やレストランで煙草を吸う人がいても、それほど気にならないほうだと思っていたが、いざ隣の席に座られて、朝から退社時間ま…

本屋を巡る散歩。

ハタチの頃から髪を切ってもらっている美容師さんのお店が移転したので、2か月に一度ぐらいの散歩コースにも変化がもたらされた。だいたいが出不精なので、通勤経路じゃなかったり、家から遠かったりするような場所には滅多に行かないし、おしゃれな場所に縁…

magazine for romantic girls

『オリーブ少女ライフ』(山崎まどか、河出書房新社)を読む。私の場合、Oliveを一番読んだのは高校生だったけど、大学生になっても読んでいた。バブル時代だったけど、私のキャンパスはそうじゃない子のほうが多かったような気がする。別にOliveを読んでいて…

おめでたくない

2015年の幕開けは、早朝の電話で始まった。間違い電話だと思ったその電話はだんなさんの仕事関係で、元旦未明からトラブルが発生したことを告げた。それで、だんなさんはあたふたと出社する羽目に。今年は楽をしようとおせちは手作りせずに注文したんだけど…

愛は海山越えて

10月に上司が交代してからすっかり気分が落ち込み、なかなか不調から抜け出せないでいた2か月だったけど、12月入って矢野顕子の歌を聴く機会に3度恵まれ、素晴らしいライブに触れたら、少しはいいこともあるのかもしれない、とようやく前向きな気分になって…

いつか読書する日

昨日のニュースで「台風の備えは土曜のうちに」というので、素直に昨日のうちに日曜日と月曜日の分までの買い物をすませ、掃除もすませ、図書館に本を返却したところで、本屋に行く。金井美恵子の新刊『お勝手太平記』に加えて、高野文子の12年ぶりの新作『…

傍らの読書

先日の三連休は里帰りし、父の法事を済ませ、小学一年になる甥っ子の遊び相手をしたら、それだけでもうぐったり。しかし甥っ子が寝たあとは静かな時間。古井由吉の『辻』を文庫で読む。いいねえ。熱心なファンではないですが、それでも『杳子・妻隠』『槿』…

おまえには関係ないことよ

朝起きて会社に行くつもりだったが、おなかが痛くなり休むことにする。一応会社のメールをチェックしたら、この1年ずっとかかずらわっているプロジェクトの最終進捗報告が入っていて、特に問題なく終了したのは良かったんだけれど、私よりも全然かかわってい…

夏休みの後の渦の中に・・・の巻

夏休みを取得し終えてから、すでに1週間以上が過ぎてしまった。夏休みの後半は例によって那須に行き、いつもの宿に泊まりいつもの湯につかって、いつものようなご飯を食べる。那須滞在中に本当は登山をするはずだったけど、天候が不安定なのと風邪をひいたの…

夏休みだから川べりでワインでも飲もう

夏休3日目。初日の土曜日の朝は久しぶりにご近所の天然酵母パン屋さんに行き、フォカッチャだの、コーン入りパン(夏らしくって美味しい)を買い込み、掃除をしてケーブルで『アナザー・カントリー』を観ていたら、雨が降り出した。『アナザー・カントリー』公…

ずっと好きだったんだ

恒例の夏のブルーノート『矢野顕子トリオ featuring Will Lee & Chris Parker』に行く。ブルーノートはチケットがお高いし、行けばどうしたって飲んだり食べたり飲んだりしてしまうことがわかっているうえ、大人な場所にひとりで行くのが気後れして、ずっと…

涙は最高のストレス解消法である

5月、6月は忙しく、毎晩残業していたら体調不良となり、突発性胃腸炎になったり歯茎が腫れたりしてさえない日々を送った。体力的にもきつかったが精神的にきつくて、うつ病セルフチェックをしたら、「軽度のうつの疑い」と出た。嫌な予感がする。読みたい本…

ギムレットには早すぎる

良い天気なのでシーツを洗濯し、布団を干す。干している間に、昨日外出のため観られなかった『ロング・グッドバイ』の最終回を録画で。冨永愛と小雪のドレスがいつも素敵でうっとりしていたが、最終回も良かったなあ。ドラマと並行して読み直した『長いお別…

あがらない気持ち

ガルシア=マルケスが死んだ。彼の書いたものを読んでいると、いったいどこからどこまでが本当でどこからどこまでが夢語りで、そして時代はいつなのかとか、場所はどこなのかとか、そういう背景といったものがまったく分からなくていつも異世界に放り込まれて…