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先日の金曜日、夜は旦那さんは用事があるという。それならば、ということで心置きなく会社帰りに本屋に行った。『SWITCH』の藤原新也特集に、都築響一『圏外編集者』(朝日出版社)と堀江敏幸『その姿の消し方』(新潮社)を買い、満足する。堀江さんはもう少し後のお楽しみにとっておいて、この週末はまずは藤原さんと都築さん。中学生の時にいとこから『東京漂流』を紹介されて以来夢中になった藤原新也だったけど、ここのところずっと追いかけていなかった。でも、この特集を読んで久しぶりに読みたい気持ちが復活。うーん、読んでいなかった期間が長いだけに、どれから読もうかなあ。

そして都築さんの新刊は素晴らしい。都築さんの紹介する老人・アート・エロ等と自分の好みが必ずしも一致しているわけではないのだが、都築さんの姿勢が素晴らしい。途中で涙も出てきて、自分でも驚く。今の世の中、こんなに真剣に目的に向かって取り組んでいる人がどれだけいるだろう。今回の『SWITCH』と『圏外編集者』を立て続けに読んでみて、あれ、意外と藤原さんと都築さんて興味に対するアプローチが似ているかな、と思った。発見。