2016-01-01から1年間の記事一覧

読書の愉しみ

講談社文芸文庫『個人全集月報集 武田百合子全作品 森茉莉全集』を読んだ。うーん、これを企画した人は誰ですか?素晴らしいじゃないですか。二人とも好きなのに全集を持っていない読者としては、待ってました、という一冊。寄せられたどの文章も興味深いけ…

家の都合で急遽会社を休むことになったが、まあ家にいればいいようなものなので気が楽です。ここのところ仕事も忙しくないし。先月に実家に帰り、吉野朔実の初期作品『グルービィナイト』『王様のDINNER』『HAPPY AGE』をぶ〜けコミックスで読み返す。この家…

世界はまだ死なないかも

引きこもりの三連休。背中を痛めて調子悪いし・・・と自分に言い訳し、初日はだらだら。二日目も、雨が降っているし・・・と引きこもってCATVで録画したヴェルナー・ヘルツォーク&クラウス・キンスキー祭り。『アギーレ/神の怒り』『ノスフェラトゥ』『フィ…

グッドモーニング

大事に使っていたiPod classicがどうやらお亡くなりになってしまったようで、ショックを受けている。いろいろ試してみたんだけどうまく復旧せず、新しいのに買い替えるしかないのかも、と思って電気屋に向かったら、いまはホイール仕様のiPodはないし、携帯…

夏の終わり

前回の日記の日付から2か月を過ぎた。この間なにをしていたかというと、前半は、間欠泉のように負のマグマを吹き出す同僚のターゲットになってしまい、毎日その対応に必死。深谷かほるの『夜廻り猫』(KADOKAWA/エンターブレイン)を読んでは泣き、私も負けな…

愉しみはスクリーンの外にも

先週まで有楽町でやっていたエリック・ロメール特集「ロメールと女たち」は、結局3本(「喜劇と格言劇シリーズ」から『海辺のポーリーヌ』『緑の光線』『友だちの恋人』)を観て、山崎まどかさんと金井美恵子さんのトークショーを聴いた。どれも久しぶりに観た…

バカンスおしゃれ計画

5/21から有楽町で始まったエリック・ロメール監督特集上映。まずは『海辺のポーリーヌ』から観てくる。最初に見たのは多分大学生の時に、ビデオか深夜テレビで。そのあとも2回ぐらい見ていると思うけど、ポーリーヌを演じたアマンダ・ラングレの少年のような…

GW10

連休も今日が最後だが、昨日の山登りですっかり筋肉痛。そして、朝起きて掃除をしてお昼ごはんを食べたら疲れが出てきたのか、眠くなりお昼寝。熟睡。気が付いたら夕方になっていたので、旦那さんの帰宅を待って、焼き鳥屋さんへ。他愛のないことをしゃべっ…

GW9

会社の同期に誘われて奥多摩登山。目指すは大岳山。雨もすっかりあがり天気予報では夏日となっていた。登山にふさわしい一日になりそうな予感。朝5時に起き7時半立川集合。ふたを開けたら女子2名がキャンセルとなり、総勢7名で女子は私だけ。立川から武蔵五…

GW8

朝、繋温泉の御所湖を散策し、盛岡市内へ戻る。またもや光原社でコーヒー。今回はアイスクリームも一緒に。ここのアイスクリームは、ボリュームがあり二人で食べるのにちょうどいい感じ。コーヒーリキュールをかけると途端に大人な味になる。歩いて気持ちの…

GW7

大宮から新幹線に乗って盛岡まで行く。はやぶさなので、盛岡まで1時間50分しかかからない。早い。名古屋に帰るのと変わらない感覚。仙台を過ぎたあたりから、雲が低く垂れこめてきて雨模様となってきた。到着後、だんなさんのリクエストにより駅ビルに入って…

GW6

吉野朔実の訃報に接し友人とひとしきりメールで話す。高校の時に『少年は荒野をめざす』を読んでハマり、その後過去の作品を読み、以来ずっと読んできた。最近は以前ほどのめりこんではいないけど、それでも『月下の一群』は間違いなく私のオールタイムベス…

GW5

昨晩までどうしようかな、と悩んでいたけどやっぱり行こうと思い立ち谷根千の「一箱古本市」へ。JR上野駅で降りて公園をつっきり、池之端から根津に出て、根津からスタートするコース。家から根津までの道中は大貫妙子のアンソロジー盤『Library』。このベス…

GW4

連休中に行くんだったら今日だ、と決めていた。出社するのと同じように起きて同じように家を出て上野に向かう。チケットをJR駅構内のチケットセンターで買って美術館前に並んだのは9時15分ごろかな。9時半オープンですが、かれこれ入場できたのは10時をまわ…

GW3

今日は外出せず、一日家にこもる。日中、録画しておいた『秋日和』を観る。小津安二郎監督の「娘を嫁に出すまで」シリーズのうちの一つ。似たようなパターンの『彼岸花』『秋日和』『秋刀魚の味』あたりがいつもゴッチャになってしまう。だいたいどれにも料…

GW2

連休中に必ずやらなくてはならないことがあり、それは庭の雑草取りである。GW中の手入れを怠ると、そのほかの週末でやる気が起こらなくなり、夏を迎える頃にはひどく荒れ果てるというのが何年来のパターンでわかっているので、決心したらさっさと取り掛かる…

GW1

去年のGWは出張でつぶれたので、今年は早々に10連休を取得することを宣言。後輩には「何かあったら悩まなくていいから電話するように」と一応言い残し、休暇に入る。初日は地元、埼玉県近代美術館のラルティーグ展からスタート。写真も幸福感に満ちているけ…

春の風

今年は矢野顕子レコードデビュー40周年ということで、年度末は新大久保のグローブ座に通って5公演を皆勤し、代官山TSUTAYAのイベントにも参加し、昨年末にNHKホールでTINPANとの第2弾となるさとがえるコンサートのLive CDを買いそれを堪能し・・・と、ずっと…

3月の出来事

慌ただしくしていたらあっという間に3月も終わりそうなのだった。地元映画館の最終日に何とか間に合って『Carol』を観たのは先々週。ケイト・ブランシェットの男前だけどツンデレという役柄にぐっとくる。ベルばらのオスカルのようだ。原作を読んでから映画…

人生のなぐさめ

晴れると陽ざしは春めいて、南を背に歩くとそれだけで背中がぽかぽかしてくるのに、曇ると途端に寒くなる。今日は風も冷たかった。先日、新潮社のla kaguへ出かけて、堀江敏幸&池澤夏樹によるトーク「詩の味わい、詩の効能」を聴いてきた。内容は詩だけに偏…

風邪をひく。1月は好調を維持していたので、この冬は乗り切れるかなと油断したのがいけなかったみたい。先週の半ばに休暇を取って草津温泉に行ったのに、甲斐なく風邪を引いた。ボーっとしている頭に新しい読み物がついていけないので、昔の本を読み返す。藤…

discover

先日の金曜日、夜は旦那さんは用事があるという。それならば、ということで心置きなく会社帰りに本屋に行った。『SWITCH』の藤原新也特集に、都築響一『圏外編集者』(朝日出版社)と堀江敏幸『その姿の消し方』(新潮社)を買い、満足する。堀江さんはもう少し…

大人になるということ、もしくは知恵

今日も寒い。寒いだけでなく乾燥しているので手指がカサカサ。年齢のせいか、だんだん乾燥がこたえるようになってきた。いつの頃からか、ハンドクリームを塗る前に保湿ローションを塗るようにしている。いつだったか手タレの人が勧めてめていたお手入れ方法…

お正月

昨年のお正月は散々だったが、今年は無事に穏やかなお正月を迎えることができました。まずは一安心。元日は朝イチで『Star Wars: Episode VII The Force Awakens』を観に行く。キャリー・フィッシャーとマーク・ハミルの老けぶりには多少驚くが、期待を裏切…