2013-01-01から1年間の記事一覧

読書のしずく

今年は12月になった途端に忙しくて忙しくて、どうにもならなかった。大学時代の先輩は「忙しくしていないと風邪をひく」と豪語していたが、私は忙しくなると風邪をひく。そろそろやばいかも、と思っていたら、思っていた通りに2回も風邪を引いた。残念である…

わたしたちは自由よ。

ブックオフのCD・DVDの買取20%アップキャンペーンだったので、雰囲気で買ったけど二度と聞かないようなCDを売りに行く。しめて2500円ぐらい。これに気を良くしてこのまま断捨離が進めばいいのに、そこでまた買っちゃうのよね。しかし、今日は古本でなく新刊…

さとがえる

先週の三連休は里帰りして、高校の同窓会に出席したり、母と二人で日本シリーズを応援したりと、なかなか有意義だった。同窓会では25年ぶりに会う友達もいて、あまりの変わらなさにびっくり。昔からその髪型してたんじゃないの、いや、そっちこそ、みたい…

台風のまえに

東京都写真美術館へ米田知子を観に行ったり、福島県立美術館へ車を飛ばして若冲を観に行ったり、『風立ちぬ』を観に行ったりしていたら、あっというまに8月も過ぎ、はや9月も半分が過ぎていたのだった。今日は明け方からの激しい雨音で目が覚める。先日読み…

盛岡への旅2

午前中は岩手県立美術館へ。市街地とは駅を挟んで反対側、雫石川を越えたところにある。駅に新しくできたらしい福田パンのテイクアウトコーナーで朝ごはんのカレーパンを買い、歩くこと15分。田園地帯にできた広々とした公園のなかに美術館がありました。ベ…

盛岡への旅1

鮎釣りに熱中しているだんなさんが四国に行くというのだが、私は釣りの旅には付いていかないことにしたので、ひとり、盛岡へ行くことにした。朝早く駅まで一緒に行き、だんなさんは羽田までのリムジンバスに、私は新幹線に乗る。どうして盛岡なのかと聞かれ…

tonight

お昼過ぎから夏休みに入った。このひと月、精神的に余裕がなくて、心のどこかにいつも焦りがあったような気がしていたけど、とりあえずはもう大丈夫。久しぶりにお昼ご飯をゆっくりと食べて、コーヒーも飲み、矢野顕子トリオのライブのためにブルーノートへ…

紙福へのパスポート

気が付いたら6月が終わっていて、それはつまりもはや1年の半分を過ごしてしまったのだった。今年の結婚記念日も、お互いの誕生日も迎えちゃったよ、早いなあ・・・。日曜日はなんとなくぶらぶらしたくなり、家の掃除を終えてから本屋さんに行くと、蜂飼耳…

東北の入り口への旅

いつもの那須。去年の夏に2泊して楽しかったので、GWも2泊する。いつもの宿。今回は旦那さんの買い物ついでに佐野のアウトレットに寄り、佐野ラーメンを食べてから那須に。初日は温泉にじっくり浸かったあとは、コミック全7巻でナウシカ一気読み。文春ジブ…

ヒッチコックに進路を取れ

『愛、アムール』を観たときに、次の映画は『ヒッチコック』だ!と決めていたものの、風邪をひいて少し良くなってはぶり返す、を繰り返していたのでなかなか観に行けなかった。けれど、とうとうあと数日で終わってしまうところまできてようやく観に行きまし…

コーヒーに風邪はあわない

風邪をひいた。2,3日前までは花粉のせいだろうと思っていたら、あれよあれよと咳がひどくなり関節が痛くなって、今日は会社を休んで病院へ。季節外れの風邪なんだろうか、いつもと比べてかなり空いている待合室でひとり鼻をかんでぐったりしているのが情けな…

Verba volant, scripta manent

先日、講談社文芸文庫の解説目録をもらったので眺めていたら、永井龍男『カレンダーの余白』とか、横光利一『夜の靴・微笑』とか、さらに、野溝七生子『山梔』『女獣心理』が品切れになっていることを知った。私はどれも楽しく読んだので、今読めないのはも…

私たちはそれぞれ、自分だけの

『ジェイン・オースティンの読書会』(カレン・ジョイ・ファウラー、白水社)は読んでいたけど、映画は観ていなかった。けれども、先日ちょうどケーブルで放映されたのを観て、むくむくとオースティン熱が高まってしまったのだ。そうだ、ひとり読書会しよう…

Cold enough for you?

まったく毎日が寒いよねえ。 先日の日曜日に『ムーンライズ・キングダム』を観て(良かった!)、そのあと本屋さんに寄って松田青子『スタッキング可能』(河出書房新社)を買う。前からそんなに敏感でもないけどこのところ特に新刊情報には疎いので作者のこ…

中公文庫ばかり読んでいる

ここのところ、中公文庫ばかり読んでいる。マリオ・バルガス=リョサの『継母礼讃』を年末に読んでから、続編『ドン・リゴベルトの手帖』も面白く読んだ。そのあと、人からひどいことを言われて悶々としていたところに手に取ったのが深沢七郎。『言わなけれ…

本の中でだけ、音を立てている

朝、目を覚ましたときは雨だったので「ちぇ」とがっかりしたものだったが、さっきから雪になってもう、すっかり白くなった。でもぼたん雪だから、明日には溶けちゃうかな。お正月に買った柳下毅一郎『新世紀読書大全』(洋泉社)を読むと、寺山修司の『不思…