下町さんぽ

菅木志雄の展覧会を観に、東京都現代美術館まで行く。ここに以前来たのはいつだったかなあ。いまやスカイツリーを背景にすっかりコーヒーの街と化した。美術館を後にしたら、まずは「The Cream of the Crop Coffee」でホットコーヒーをテイクアウトし、本日の目的である古本屋巡りをする。『& Premium』の本屋特集でこの清澄白河界隈が紹介されていて、以来、ちょっと行きたかったのだ。「EXLIBRIS」をスタートして、「smokebooks」「しまぶっく」とはしごしたら、今度は森下方面に橋を渡り、のらくろストリートの「古書ほんの木」で棚をじっくりと眺める。最後は「古書ドリス」へ。実際に買ったのは店頭の均一コーナーで見つけた川本三郎『ネヴァーランドで映画を』(中公文庫)だけだったけど、この散歩コースは面白い。今度また、季節のいいときにぶらりと来てみたい。

夕飯の買い物ついでに自宅近くの本屋さんにより『Ginza』を買う。別冊付録の『Olive』目当て。巻頭の白いレースの服に黒いブーツをあわせたスタイリングからすでに懐かしい。そういえば、オリーブって女の子二人が寄り添っているようなファッション写真が多かったよね。隅々まで見ているうちに、また、古いオリーブを引っ張り出したくなった。

ということで満足度の高い休日が終わる。