2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月

「ペテルブルグ」ベールイ 講談社文芸文庫 「快適生活研究」金井美恵子 朝日新聞社 「秘密の手帖」いしかわじゅん 角川書店 「もの食う話」文藝春秋編 文春文庫 「僕たちの錆れた心が嘘みたい」柴田真紀 角川文庫 「歳月のはしご」アン・タイラー 文春文庫 …

Save me the Waltz

『こわれる』読了。ギャッビーを読んでから急にフィッツジェラルド周りが気になってきた。独特な比喩が多い文章で最初はなれなかったけど、中盤から急にスピードアップ。ワルツじゃなくってクイック、クイック。でも途中こんな文章に出会うと、突然スローモ…

相変わらずいいお天気。午後、会社を出てセミナー会場に向かう。途中、本屋さんへ。気になっていた2冊を買う。 「山躁賦」古井由吉 講談社学芸文庫 「ロリータ」ナボコフ 新潮文庫 本当は、『テヘランでロリータを読む』も買おうかと思ったんだけど、その前…

きのう王子駅で

きのう、茶道部のイベントで王子まで出かける。久しぶりの着物とあって、朝早く起きたけどいつもよりスムーズに着付けられて、嬉しい反面ちょっと拍子抜け。起きたときは曇っていたけど王子に着くと秋の日差しが気持ちよく感じられるようになった。帰り道に…

観賞用本棚

昨日の夜は、NHKの「ゆるナビ」を見た。海月書林の市川慎子さんが中林洋子さんを語る企画。うわ〜、市川さんが動いている!美人だ!指もきれい!!と興奮。荻窪の実店舗も映る。ああ、しまった、録画すればよかった。ズームで拡大したらどんな本があるのか確…

ファッション通信

2日間の激しい雨の後、なにもかもが洗い流されたような青空。待っていたような休日で嬉しい。ローズヒップティーを飲みながら、昔の雑誌の整理をする。きのう、ひとまわり以上離れている会社の後輩と「観月ありさ」談義になり、実質デビューとなった『オリー…

Long Light

明日の健康診断に備えて、今日はさっさと家に帰る。会社からのプリントに「夕食は8時までに、アルコールは控えて。糖分の多い食事もやめて」とある。いつもならビールやワインをちびちび飲みながらだらだら食べるので、今日はなんだか物足りない。雨で寒いし…

Blue sky

天気予報によると、今日はこの秋一番のお出かけ日よりなんだそうだ。それなのに、だんなさんから会社のお留守番を頼まれる。むう〜。しかたない、文庫本持参で人気のない事務所にこもる。うららかな秋の午後。窓を見るとスカイブルーの空。秋らしく冷たい風…

解答

レディースデーを待って『カポーティ』を観る。満員かも、というのは見当違いでかなり空いてた。最後まで緊張感が途切れない、すごくいい映画。フィリップ・シーモア・ホフマンはすばらしかったけど、後姿がうちのだんなさんにそっくりなのが笑った。色白で、…

プリマヴェーラ

お昼休み、会社に届いている『ミセス』11月号を読む。金井美恵子「森茉莉さんのこと、あるいはほめ言葉」がたのしい。「昔のミセス」のタイトルで毎号連載しているらしいこのエッセイは、先月は高峰秀子だった。今月は、金井さんが森茉莉にほめられた話。金…

colour field

1週間ってはやい。飲み会続きの疲れた体を癒すため、近所に散歩。散歩するのも読書するのも今の季節が一番気持ちがいい。あと3ヶ月ぐらいこういう気候が続いてくれればいいのに。久しぶりに寄ったブックオフで。 いしかわじゅん『秘密の手帖』角川書店 松本…

快適生活研究

連休はずっといい青空だったなあ。昨日までに買い物も済ませたし掃除もしたし、今日はいちにち、ごろりと過ごすもんね。お伴は買ったばかりのこれ。快適生活研究作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/10メディア: 単行本 クリック: 17回…

普通の人々

夏のような日差し。でも爽やかで気持ち良いなあ。家にいるのももったいないので都心まで買い物に行く。ランチも独りなのでさっと済ませるつもりだったのに、隣の人が美味しそうにビールを飲むのを見たら、もうダメだ。私にもギネスください、くーっ。この泡…

フラワーフェスティバル

暴風雨のなか、会社のイベントの受付嬢に駆り出される。偉そうなお客様を目の前にするとつい、ぺこぺこしちゃう自分がちょっといや。終了後、会場のお花をみんなでわけることに。嬉しい。ジャングルを分け入って進むゾウのように、嵐のラッシュアワーを花束…

他人の読書が気になる。特に通勤電車で隣になった人、前に立ってる人が真剣にページをめくっていると、その本のタイトルを知りたくてしょうがない。こっそり覗き見するのも限界があるので、カバーをかけずに本を読んでいる人を見ると、おお、って思っちゃう…

日曜日が待ち遠しい!

10月に入ったけど、まだまだ怒涛の日は続く。昨日は首都圏を縦断・横断すること合計2往復。仕事とはいえ厳しい一日。長い移動時間に読もうとバッグに入れたのは、ベールイ『ペテルブルグ(上)』。ナボコフ先生は大推薦らしいけど実験的な文章にちょっとくら…