2008-01-01から1年間の記事一覧

Never let me go

はじめに謝らなければいけません。操作ミスでうっかり善意のトラックバックまで削除してしまいました。この日記を読んでいる大切な読者のかたがた、トラックバックまでいただいていたのに申し訳ないです。すみません、悪気はなかったのでご容赦ください・・…

酒に呑まれた休日

久しぶりの日記なので、何から書いていいのやら。けれども日記というのは過去のことをそうあれこれ思い出して書くものでもないと思うので、とりあえず今日のことを。 3連休の最後はおだやかですばらしい一日だった。特に何をしたわけでもないけれど、秋の心…

2008年9月

「マイ・ロスト・シティー」フィッツジェラルド 中公文庫 「新版 貧困旅行記」つげ義春 新潮文庫 「気まぐれ美術館」洲之内徹 新潮文庫 「古道具 中野商店」川上弘美 新潮文庫 「おんな作家読本」市川慎子 ポプラ社

気まぐれな日記

9月にはいってから、あれやこれやと予定がたてこんで奔走されていると、そのうち夏の疲れがでてきたのか体調が思わしくなくなり、先週の3連休も1日は自転車に乗ることができたけれど、翌日から微熱が続く始末。不調。ほんとうはこんなに不調なんだからの…

2008年8月

「夏の黄昏」カーソン・マッカラーズ 福武文庫 「八月の光」フォークナー 新潮文庫 「短編小説ベスト・セレクション 記憶に残っていること」堀江敏幸・編 新潮クレスト・ブックス 「昔のミセス」金井美恵子 幻戯書房 「友よ映画よ」山田宏一 話の特集 今月は…

夏の終わりのト短調

台湾から帰ってきてから雨ばかり降っているような気がする。今日の昼間は晴れたのでお布団干したい、と思ったけれども、昨日に引き続き事務所の留守番を命じられている身としては何もできず。ウーロン茶をちびちび飲みつつ、電話番のあいまに読書。本日の本…

土日出勤ミセス

だんなさんの会社の数少ない従業員が休暇をとると、助っ人要員として私に出動命令が下される。今日と明日はそんな日。電話番の合間に本を読んでてもいいから、といわれて、人のいない事務所の留守番をしつつ読書。金井美恵子さんの最新エッセイ集『昔のミセ…

フェルメールと堀江敏幸の小路

8月中に消化しなければならない休暇がもう1日あり、ぎりぎりになって取得。昨日あれだけの雷雨だったし、今日も天気予報だと雨だっていうから、きっと外出しようなんて奇特な考えを起す人は少ないはず、と甘い期待を抱いて、上野までフェルメール展を観にい…

Light in August

朝、トイレに入ったらお尻がひんやり。夏の間は必要ないので便座を暖めるスイッチをオフにしてあるんだけど、今年は8月にして早くもスイッチをオンにしなければならなくなってしまった。お尻から知る秋の気配。寒くなったなあ。お盆期間中は台湾旅行。暑い時…

気分はだぼだぼソース

暑いけど湿度が下がって心地よい風がふいてきた。今日から9連休の夏休み。洗濯して掃除して、ひとやすみして、麦茶飲んでマンガ読んで、といかにも夏休みの初日っぽく過ごす。板の間でごろごろ、畳の上でごろごろ。このゆるい気分がたまらない。夏休みってい…

八月の光

このところ、なんのかんのと忙しい。しかし、今日は思いきって午後半休をとり、まずはゆったりとお昼ごはんを食べたい!と思い立ち、東京駅の大丸にあるポール・ボキューズでランチコースにシャンパンを頼む。昼間のシャンパンは美味しいなあ、たまにはひと…

2008年7月

「エロスの解剖」澁澤龍彦 河出文庫 「猫だって夢を見る」丸谷才一 文春文庫 「新・文學入門」岡崎武志・山本善行 工作舎 「バーデン・バーデンの夏」レオニード・ツィプキン 新潮クレストブックス 「湯ぶねに落ちた猫」吉行理恵 ちくま文庫 「オコナー短編…

酒中日記

久しぶりのメンバーの飲み会。幹事を引き受けていたのに、夕方から突然携帯の画面が真っ暗になって電源が入らなくなったりと、不穏なスタート。それでもみんなが集まってくれて会自体は楽しく成立したから良かったー、と思ってほっとしたのか、帰りに気分が…

続ける読書

古本屋さんで買ったまま積んであった『オコナー短篇集』(新潮文庫)読了。1992年発売のリテレール別冊『文庫本の快楽』(安原顯編集・メタローグ)で柴田元幸が50冊選んだアメリカ文学の文庫のうち、禁を犯して絶版から選んだ唯一の本がこれだったなあ、と…

読書の快楽

三連休の最後は、だんなさんに頼まれて事務所の電話番。「どうせ家にいても本を読んでるんでしょ。事務所で本を読んだっていいじゃない」とだんなさんは言うが、ごろごろしながらビールちびちびのみつつの読書と、他に誰もいないとはいえ一応会社なんだから…

お楽しみはこれからだ

健康診断が直接の理由かどうかははっきりしないけど、健康診断後は体調を崩して不調の日々。それでもこの3連休を無駄に終わらせてはいけないと思って、渋谷まで行く。今日の目当てはBunkamuraの『青春のロシア・アヴァンギャルド』展。かばんにはおさらい用…

禁酒宣言(ただし明日まで)

毎日、暑いよう。ビールが飲みたいのに、健康診断を控えていて日曜日から禁酒。隣でおいしそうに飲んでいるだんなさんを横目でちらちら見る。ううむ、早く検査を終了してビールを飲み干したい。荒川洋治さんが「書き写していると楽しい。もっと引いてみたい…

本屋めぐりも楽しくなる

久しぶりに会社帰りに本屋さんに寄る。今日は夕べの残りのカレーがあるので晩御飯の心配もしなくてすむし、仕事もそんなに忙しくなかったから、退社時間でさっさと帰宅。東京駅で途中下車して丸善(オアゾ店)に行ってみた。東京駅なら、どちらかというと八…

2008年6月

「黒いハンカチ」小沼丹 創元推理文庫 「眠る盃」向田邦子 講談社文庫(再読) 「触れもせで」久世光彦 講談社文庫 「ビールと古本のプラハ」千野栄一 白水Uブックス 「ここがホームシック・レストラン」アン・タイラー 文春文庫 「古本道場」角田光代・岡…

記憶の技法

この日記は、(いちおう)読書日記なので、その月に読み終えた本を月末にリストにしておいてあります。月末のリストを作るために、読み終えたら無印で買ったノートに、タイトル、著者名、出版社名をとりあえずメモしておくんだけど、そのメモを見ながら思う…

チェーホフ・ユモレスカ

眠る前に読む本は、小難しいものよりは楽しいものを。涙が出てきちゃうものや、考え込んじゃうような深刻な物語よりは、できればクスっと笑えるぐらいのものがいい。そう思ってここのところは千野栄一『ビールと古本のプラハ』(白水Uブックス)を読んでいた…

新しい電車に乗って

髪を切りに美容院に行く。ハタチのときからずっと同じ人に切ってもらっているからもう20年近く。3ヶ月に1度とかその程度しか会わない薄い付き合いだけど、長さだけはだんなさんよりも長い。すごいことです。で、場所が原宿なので、帰りは話の種にと思って東…

マジックアワーに帰宅しただんなさんと『ザ・マジックアワー』を観る

ケーブルテレビ「シネフィル・イマジカ」でやっているエリック・ロメール特集は録り貯めしながらすこしづつ消化中。昔観て好きだった『友達の恋人』『緑の光線』『クレールの膝』は今回見てもやっぱりいいな、と思うし、この特集ではじめてみたなかでは今の…

主人への詫び状

前日、久世光彦が向田邦子のことを書いた『触れもせで』をブックオフで買ったので、なんとなく向田邦子を読み返したくなり、うっかり『眠る盃』をカバンに入れてしまったのが失敗のもとだったかもしれない。朝の電車のなかで最初から順番にページを繰ってい…

2008年5月

「ホーム・パーティ」干刈あがた 新潮文庫 「しずかにわたすこがねのゆびわ」干刈あがた 福武文庫 「彼らの流儀」沢木耕太郎 新潮文庫 「チェーン・スモーキング」沢木耕太郎 新潮文庫 「地球はグラスのふちを回る」開高健 新潮文庫 「バートルビーと仲間た…

雨の5月

29日は誕生日だったんだけど、その日は整体を予約していたので、だんなさんには28日にお鮨に連れて行ってもらった。昨日は飲みに行った先で前日が誕生日だったことを明かすと、花火をぱちぱちいわせたフルーツの盛皿がでてきた。母からは今日、ワインが届く…

かがやくまぶしい光ってなんだろう

新しい仕事では結構な割合でミスしてる。3ヶ月経ったけどできないこと、わからないことがまだまだいっぱい。周囲はやさしい人ばかりなので、こんなに歳をとった新人に対しても温かく見守り、丁寧に教えてくれる。感謝しきれないぐらいありがたい、嬉しい。嬉…

I would prefer not to

昨日も今日も気持ちのいい日だった。こういう週末にプチバカンスよろしく家でのんびりするのはかなり好き。窓を開け放し、緑を眺めながら、家の中だけをうろうろする。溜まったビデオを観て、眠くなったらベッドにもぐりこんでちょっと昼寝。起きてもまだま…

Happy Valley

遅ればせながら母の日のプレゼントとして紅茶を贈ろうと銀座のマリアージュ・フレールに寄る。遅くなったのはなかなか銀座に出る機会がなかったのと、本を一緒に送ろうと思っていたから。母は沢木耕太郎が好きで、いっつも「場所がないから本は文庫になった…

愛のサバッキ

特に激しい運動をしたわけでもないのにゴールデンウィークが終わるころから膝が悪化して、痛みがひどくて歩けないぐらいに。膝に力が入らなくて階段を下りるのもやっとで、このまま歩けなくなるんじゃないかと思った。目が見えなくなったり耳が聞こえなくな…