2009-01-01から1年間の記事一覧

ワンダフユ?

落ち込むことがいくつも重なり、ここ数日はつらい。どこでボタンを掛けちがえちゃったのかなあ。そうはいっても今日は矢野顕子を聴きに行くので、おしゃれなアッコちゃんにあわせて私もおめかし。時間よりだいぶ前に家を出て、とりあえず本屋さんをうろうろ…

自分の地図をもう一枚

三連休だけど何の予定もない。だんなさんは3日間とも仕事だし、今月は月初と月末に予定が重なって目白押しになっているので、この三連休はのんびりしようと決めたのだ。行動範囲はせいぜい隣の駅まで(大きな本屋さんがあるから)と勝手に制限して、家の近所…

ハッピーエンドの女王

先日久しぶりに寄ったブックオフで橋本治の『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ(後編)』を見つける。105円。高校生のころお小遣いをためて『大島弓子選集』(朝日ソノラマ)全10巻を買い、その勢いでこの本も読んだなあと懐かしさにぱらぱらめくっていたら、…

近所の本屋さんがまだ開いている時間に自宅の駅に着くのは久しぶり。というわけで、ちょっと寄る。文庫の新刊コーナーで萩尾望都という名前を見つけて、いよいよ河出文庫もちくまのように漫画をだすのかと思ったら、帯に「唯一のエッセイ集」とあった。フォ…

パラダイスビュー

彼岸をすぎて秋になると、陽射しがオレンジ色を帯びて柔らかくなると同時に、家のなか奥深くまで光が差し込むようになる。いままで陰になっていたおかげで、行き届かない日頃の掃除の荒さが目立たなかったのに、この季節になるとどうも家じゅうのあちこちの…

まとめて

ちょっと日記をさぼっているうちに庄野潤三さんがお亡くなりになり、『THE NIKKEI MAGAZINE』で片岡義男のリレーエッセイが始まり、堀江敏幸の新刊『正弦曲線』は発売され、金井美恵子の『岸辺のない海』が文庫化されているのに気づき、法事で実家に帰ったと…

銀座界隈ドキドキの日々

会社に置いてあった『銀座百点』で和田誠がゲストになった鼎談を読んでいたら、「そういえばこの九月に、横尾忠則が言いだしっぺで、横尾忠則、宇野亜喜良、灘本唯人とぼくで展覧会をします」とあったので、会社が引けたあと『銀座界隈ガヤガヤ青春ショー』…

五色園

会社帰りに近所の本屋さん。未読だった川上弘美の『此処 彼処』が文庫になっていたので買う。家に帰って目次の地名をひとつずつ目で追っていて、あ、と思う。「日進町」って、あの日進町のことかなあ、とどきどきしながら本文ページをめくったら、やっぱり、…

「コラムは踊る エンタテイメント評判記1977〜81」小林信彦 ちくま文庫 「彼女のいる背表紙」堀江敏行 マガジンハウス 「村のエトランジェ」小沼丹 講談社文芸文庫 「限りなく透明に近いブルー」村上龍 講談社文庫(再読)

あらしの夜に

会社に行ったら、もともと夏休みを予定に入れていた人と出張に行っている人と本日急きょ休むことにした人(体調不良)の人で、職場はいつもの1/4の人数。雨風が激しくなったころ、総務の人がやってきて「家が遠い人は早く帰ってもいいよ」と言われる。しかし…

Love is Here in Hiratsuka

先週は会社の引っ越しがあり、書類の整理と段ボール詰めに明け暮れる毎日だった。今週から新オフィス。新オフィスといっても建物は古い。パソコン配線対応の床になっていないから、今回ケーブルを通すために床も上げたし、お手洗いも狭いし。でも、いいこと…

Green Fields

この夏の各誌の読書特集のなかでは、私には『FRaU』がいちばん面白かった。山崎まどか、穂村弘さんらによる座談会も楽しかったし、少女マンガの特集はチカラが入っていたし、女子的読書のツボを刺激する特集が満載。料理ページも意外と楽しく、雑誌では久し…

山のあなたの 空遠く

5月にも行ったが、また那須に行く。途中、寄り道して酒蔵でお酒を買い、好きなステーキ屋さんで昼食。肉を堪能。『旅』2009年9月号で高橋みどりさんが推薦するイタリアンレストランとか蕎麦やさんに行きたかったけど、甥っ子家族含めて総勢8名なので、隠れ家…

銀座うろうろ

だんなさんも今日は休みだというのでふたりで有楽町へ映画『ディア・ドクター』を観に行く。『ゆれる』のときも思ったけど、田舎の風景がいいなあ。藤原新也の『メメント・モリ』じゃないけど、「こんなところで死にたいと思わせる風景」が次々とスクリーン…

よく考えるとリリーの横顔がないんだけど

蒸し暑い。午前中は成瀬巳喜男の映画『まごころ』を録画で。日経夕刊の『プロムナード』コラムの執筆者がこの7月から代わって、火曜日が津村記久子で土曜日が平松洋子になり、読むのが楽しくなった。それで先日の平松さんのときに、この映画『まごころ』のこ…

Long vacation

今日から夏休み。9連休をとった。初日は友人宅に集まりテラスで串揚げ。去年は花火を見ながらだったけど、今年は花火の開催場所が変わって見られなくなった。花火はないけれど外ごはんは楽しいので、昨年のメンバーで再び。のりぴー話で盛り上がる。今週は夏…

2009年7月

「もののはずみ」堀江敏幸 角川文庫 「蛍・納屋を焼く・その他の短編」村上春樹 新潮文庫 「スカトロジア-糞尿譚」山田稔 講談社文庫 「目白雑録2」金井美恵子 朝日文庫 「こんなふうに食べるのが好き」堀井和子 文春文庫 「四百字のデッサン」野見山暁治 …

貧乏ひまなし

7月の後半は残業続き。残業の合間に送別会やら、茶道部の合宿(土日)やら、懐かしの人々と旧交を温めたりしたもんだから、毎日へろへろ〜。最近ちょっといろいろなことで忙しくなっているので、時間の配分を考えなきゃいけないなあ、と思ったりする。ぼんや…

3 days march

待ち遠しかった3連休だったけど、終わってみればなんだかいつもどおり。土曜日。いつもと同じくらいに起きて朝ごはん。そのあと掃除。連日深夜までツールを見ているのと、ここのところ会社がちょっぴり忙しいのとで、お昼ごはんのあと急激に眠くなる。お昼寝…

LOST

なんだか忙しい。気がついたら7月も10日を過ぎているし、ツール・ド・フランスは1/3を終えようとしているし、庭の雑草は伸びっぱなしになっていて、バーゲンで買ったお洋服は買ってきたままの状態で積まれたままになっていて、そして7月に入って読んだ本は、…

2009年6月

「汽車旅放浪記」関川夏央 新潮文庫(再読) 「The Uncommon Reader」Alan Benett, Profile Books 「東海道品川宿」岩本素白 ウェッジ文庫

1/2

同期とお昼と食べていて「半分」終わったことに気づいてしまった。なんにも達成していないのに、もう半分かあ。6月はあまり本が読めなかったしなあ。なんだか停滞気味。

緑のパンダが夢見るところ

これまで東京湾沿岸にあった会社が引っ越すことになった。駅から遠いとか、おいしいご飯やさんが少ないとか、さんざん文句を言っていたけど、引っ越すとなると少し名残惜しい。買ったまま読んでいなかった岩本素白『東海道品川宿』(ウェッジ文庫)の品川は…

雨のなかを走らない人たち

朝からハトヤのCMソング(大漁苑篇)が耳について離れなくなってる。職場のお手洗いでそっと口ずさむが、「前はうーみ」のところはうまく歌えるものの「うしろーは、ハートーヤの」のところの音がうまく拾えない。頭の中で繰り返しているうちにメロディー…

やんごとなき読書

「今、それがなくなると、がっくりして一番困る物は、四十年来つかっているすす竹の耳かき」(金井美恵子「昔のミセス」幻戯書房p.220)という文章を読んだときには、そんなもんかなあと思っていたけど、つい最近、自分も二十年来使っていた”すす竹”ではない…

あたしンち

晴れた休日は久しぶりのような気がする。エプロンをかぶったら、とりあえず朝から家じゅうの窓を開け放って布団を干し、シーツを洗濯し、掃除機をかける。矢野顕子の歌う『あたしンち』ではないが、洗濯機はフル回転で「3日分の愛」ならぬ3日分の洗濯物が回…

2009年5月

「怪奇小説傑作集3」創元推理文庫 「夕子ちゃんの近道」長嶋夕 講談社文庫 「クレジットタイトルは最後まで」川本三郎 中公文庫 「やさしい訴え」小川洋子 文春文庫 「カメレオンの音楽」カポーティ 早川epi文庫(再読) 「沈黙博物館」小川洋子 ちくま文庫…

68万人の読書

68万人のハルキファンが新作に酔いしれているであろうこの週末、ほとんど家から出ず、もくもくと雑事をこなす。なぜか合間によみたくなったのは川端康成の『みずうみ』で、変態ぶりに「うええ」と思いながらも読んでしまった。そしてパソコンの動作の遅さに…

happy small talk

しだのことをはなそう。/ほかに、話すこともないから。 しなやかな手のうへに、/おそる、おそる、そっと/かさねてゐる手のことを。 その手のさきについて/こまかくふるえてゐる/五ほんもある、指のことを。 その五ほんともが/せせらぎのようにふるえる…

あれこれ

小川洋子の『猫を抱いて象と泳ぐ』がとても良かったし、『モンキービジネス』での川上弘美との対談も良かったので、もうちょっと読みたくなって先日は『やさしい訴え』を、今は『沈黙博物館』が通勤本。すごく好み。今日はあやうく電車を乗り過ごすところだ…