Revisit

morinori2015-09-20

ナボコフの『記憶よ、語れ 自伝再訪』(若島正訳、作品社)にここのところとっぷりと浸っていて、昨日の夕方にようやく読み終えた。良かったなあ。読み終えるのがもったいなくて、ページを行きつ戻りつし、それと同時に、自分の幼い時の記憶がよみがえったりして(いや、別に、ロシアで過ごした幼年時代を持っているわけではないんだが、なぜだか自分の幼い記憶がよみがえってきた)、ナボコフの書くフィクションとノンフィクションとも混じり合い、なんだか恍惚となってしまう瞬間があった。ちょうどNHKスペシャル『映像の20世紀』が再放送されていて、ロシア革命当時の映像を再確認できたのも良かった。充実した読書。これだから本は楽しい。

ナボコフの興奮が冷めやらぬまま、夜中にラグビーワールドカップ、日本vs南アを観る。相手は南アなんだし、と期待せずに見始めたところ、予想以上の大善戦。試合終了直前にまさかの逆転トライが決まって、大興奮。すごい試合見ちゃいました。