2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「彫刻家の娘」トーベ・ヤンソン 講談社文庫 「島暮らしの記録」トーベ・ヤンソン 筑摩書房 「誠実な詐欺師」トーベ・ヤンソン ちくま文庫 「後日の話」河野多恵子 文春文庫 「鼻/外套/査察官」ゴーゴリ 光文社古典文庫 「文学全集を立ちあげる」丸谷才一・…
朝、起きてざっと掃除機をかけた後、おせちをつくりはじめる。といってもたいしたものはつくらない。黒豆とか、チャーシューとか田作りとかなますとか、そんなたぐいです。それでもなんとなく市販のおせちになじめなくって半分ぐらいは作るようになってほぼ1…
朝、玄関を出ると街がしんとしている。世の中の大部分は今日から休みのようだけど、私は今日までが仕事。すいている道路、すいている電車。空気もいつもより澄んだ感じがする。こんなときはきりりと締まった硬い文章がしっくりくる。かばんの中にヘミングウ…
クリスマスが終ったと思ったら、とたんに年末ムードになった。会社に送られてくるメールの最後に「今年もお世話になりました。来年もよろしく。よいお年をお迎えください」が加えられるようになったし、いつものスーパーには鏡餅や葉つきみかんが山と積まれ…
風邪が治らず休日を寝て過ごす。だんなさんも仕事で遅くなるらしい。こんな我家にはクリスマスは来ない。それでもちょっとだけ気分がよくなったので起きだして本を読む。読み出したらだんだん気分がよくなって来たのでお酒も飲みたくなった。スーパーの新商…
今朝出社して読んだ新聞ではじめて岸田今日子さんが亡くなられたことを知る。ショック。きれいで怖くてかわいい、おばあちゃんになったら、ああなりたいとずっと思っていた。好きな人が亡くなられるのはさびしい。哀悼の意を込めて『一人乗り紙ひこうき』を…
昨日のレイトショーで『硫黄島からの手紙』を観る。「浮きまくっているのでは」と勝手に心配していた二宮くんが予想以上によかった。戦闘真っ只中の熱狂状態にあって、生き延びるための冷静さを持ち続けている感じがよく出ていたと思う。『デスパレートな妻…
穏やかな一日。今日はとりあえず庭の落ち葉を掃き終えてから、家の中でのんびり過ごす。年末だけど年賀状もとりあえず後まわし。ここのところ会社でいろいろあって疲れてしまったので気分転換しようと、バンホーテンのココアを片手に本棚の前でうろうろする…
だんなさんが出かけているので、夜は家でひとりごはん。パンとチーズとスモークサーモンとサラダで赤ワインをちびちび飲む。こういうときのお伴は、さらさらっと読み飛ばせて楽しいものがいいなあと思って図書館から借りてきた本を読む。借りたのはこれ。文…
お昼休み、会社に『文藝春秋』が届いていたのでぱらぱらとめくる。「文春・夢の図書館」の特集で川上弘美さんが挙げていたのは「究極の恋愛を体験する10冊」で、「恋愛小説を選ぼうと思ったのに、夫婦の小説ばかり選んでしまった」のがなんとなく川上さんら…
ここのところぐぐっと気温が低くなったせいだと思う、庭のもみじ(まだかなり小ぶり)が急に紅葉した。今日は朝から四十雀とメジロも来ていて、もみじと山茶花と梅の木あたりをいったりきたりしている。ちっぽけな庭だけどこうやって鳥たちが来てくれるとな…
政治家の勝負服じゃないけど、元気が出ないときの定番のひとつがシビラの赤いツーピース。昨日、会社でいやな事があったのでそれを振り払うために着ていったら、同僚に「クリスマスがやってきた」と言われた。あ、そうか、と初めて気づく。じゃあ、トナカイ…
とうとうヤンソン第3弾『誠実な詐欺師』に突入。静かにスリリングな展開で、朝のホームの冷たい空気と、主人公の誠実すぎて冷やりとしたところのある性格がばっちりあうというか似合いすぎ。これで雪が降るほど暗い朝になったら読むのがつらくなりそうなので…
寒くなったなあ。つい最近まで「いつまでも暖かいなあ」なんていっていたのが嘘のよう。ロングコートなんて、年内はもうお呼びじゃないと思っていたけど、ついに出番がやってきた。電車を待つ間、ホームで本を読むときも手袋がはずせない。手袋をしたままだ…
先日の「矢野顕子 さとがえるコンサート」を一緒に行くはずだった友人(&彼)と夜ごはん。香港帰りの私に「中華が食べたい」とリクエストするニクイ奴。ツアーパンフレットを買ってもらったので、こちらは烏龍茶をお土産に差し出す。「さとがえる」はやっぱ…
穏やかな天気で気温もそれほど低くない。北風びゅーびゅーで気温も10度を下回るような日に窓拭きをすると必ず風邪を引いて熱を出すので、朝起きて「今日しかない」と決心する。網戸をはずしガレージで洗い、乾かしている間に窓ガラスを拭く。ガラスだけなら…