傍らの読書

BOOKS AND PRINTS行ってみたかった

先日の三連休は里帰りし、父の法事を済ませ、小学一年になる甥っ子の遊び相手をしたら、それだけでもうぐったり。しかし甥っ子が寝たあとは静かな時間。古井由吉の『辻』を文庫で読む。いいねえ。熱心なファンではないですが、それでも『杳子・妻隠』『槿』『行隠れ』『聖・栖』『山躁賦』などは読んできた。久しぶりの古井ワールドを堪能する。

この週末は掃除をしたり、地元のビール祭りに行ったりだったが、都築響一の『ROADSIDE BOOKS 書評2006-2014』が楽しかった。メルマガは購読していないが、紀伊国屋scriptaを愛読しているので三割ぐらいはすでに読んだもの。でも、改めて読み直してみると楽しい。人のやらないことをやる都築氏の興味の対象のすべてに惹かれるわけではないけれど、読んでいるとものすごい熱情が伝わってくるいい本です。表紙もナイス。

3年以上使っていた携帯(スマホ)が安定しなくなり、買い替えた。まだ全然慣れない。カメラのシャッター音がやけにうるさく響くので、一人ご飯のときなんかにうっかり撮影するとかなり恥ずかしい。そして、気がつくとすっかり秋になっていた。もう夏は戻らないね。