よく考えるとリリーの横顔がないんだけど

蒸し暑い。午前中は成瀬巳喜男の映画『まごころ』を録画で。日経夕刊の『プロムナード』コラムの執筆者がこの7月から代わって、火曜日が津村記久子で土曜日が平松洋子になり、読むのが楽しくなった。それで先日の平松さんのときに、この映画『まごころ』のことが書いてあって、見たいなあと思っていたところ、ちょうどCATVで放映してくれたのだ。子役の「悦ちゃん」と「加藤照子」がすごくかわいい。しかも脚がすんなりと長くてきれい。おかっぱもすばらしく似合っている。いい映画です。成瀬映画では、あと『秋立ちぬ』も子役がかわいかった。

新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)湿度計は70%。蒸し暑さから村上龍を突然読み返したくなり、しかし手元には『コインロッカー・ベイビーズ』しかないのでどうしようかと思っていたけど、買い物帰りに近所の本屋さんに寄ったらちょうど新装版の『限りなく透明に近いブルー』があったので買う。400円だし。たまに読むといいよねえ、このべたべたした感触をつきぬけると突然乾いた感じがやってくるの気がするのよねえ。私は村上龍はこのデビュー作と『コインロッカー・ベイビーズ』だけでもうあとは読まなくていいと思っている。

夜は焼き肉。そのあと、CATVで『LOST』season5を観る。