緑のパンダが夢見るところ

これまで東京湾沿岸にあった会社が引っ越すことになった。駅から遠いとか、おいしいご飯やさんが少ないとか、さんざん文句を言っていたけど、引っ越すとなると少し名残惜しい。買ったまま読んでいなかった岩本素白東海道品川宿』(ウェッジ文庫)の品川はいちおうご近所なので、読んでない本の山から取り出してみた。読みだすと川島雄三の『幕末太陽傳』を思い出す。フランキー堺はもちろんだけど南田洋子左幸子、よかったよなあ。

yom yom (ヨムヨム) 2009年 07月号 [雑誌]午後、アマチュアオーケストラに所属している会社の先輩の演奏会へ。帰りは上野でビール。ほろ酔い気分で立ち寄った本屋さんで『yom yom』Vol.11を立ち読み。川本三郎のエッセイに思わずぐっときて、こぼれそうになった涙を思わずぬぐった。私、男の人が好きな女のひと(奥さんとか昔の恋人とか)への感謝の気持ちを吐露する、こういうのにはちょっとヨワイのだ(細野晴臣『恋は桃色』とか)。レジの近くで読んでいたので店員に不審に思われ、堀江敏幸の短編が読めなかったのが残念。帰宅後、新潮社のサイトでちょっと立ち読み。