山のあなたの 空遠く

morinori2009-08-14

5月にも行ったが、また那須に行く。途中、寄り道して酒蔵でお酒を買い、好きなステーキ屋さんで昼食。肉を堪能。『旅』2009年9月号で高橋みどりさんが推薦するイタリアンレストランとか蕎麦やさんに行きたかったけど、甥っ子家族含めて総勢8名なので、隠れ家的な場所はあきらめ、早めのチェックインのあとでそれぞれが好きなように過ごそう、ということに。甥っ子たちは釣りへ。私はそのまま温泉→低温サウナ→温泉→ビール→読書のコースをたどる(こどものお守はしないのだ)。この宿で読もうと思っていたのは小沼丹『村のエトランジェ』(講談社文芸文庫)で、窓際にゆったりしたチェアを移動させて、川のせせらぎを聞きながら。いつもこんな風に本が読めるといいのに。

翌日、朝ごはんの前と後で、目の前の川を散歩。浅瀬なのでくるぶしまで水につかるが、5分もたたないうちに足が凍りそうに冷たくなる。ここのところの雨ですっかり川底が洗われて、水は驚くほど透明になっていてとても美しい(そのかわりに魚はいない)。写真をとったら、川底までくっきりと映り、水が流れているのかどうかがわからないくらいだった。お昼近くに「NASU SHOZO CAFE」でケーキとコーヒー。その後、益子まで足を延ばし、ぐい呑みをふたつ買って今回の旅行はおしまい。夕方、高速を走っているとグレーの雲間から光が地上に差し込まれて、思わず「あ、レンブラント光線!(by大島弓子『クレイジー ガーデン』)」と口走ってしまった。