読書のしずく
今年は12月になった途端に忙しくて忙しくて、どうにもならなかった。大学時代の先輩は「忙しくしていないと風邪をひく」と豪語していたが、私は忙しくなると風邪をひく。そろそろやばいかも、と思っていたら、思っていた通りに2回も風邪を引いた。残念である。2回目の風邪は仕事納めの日。今も薬を飲んでます。
今年自分が新しく読んだ中で印象深いのは、
- P.D.ジェイムス『高慢と偏見、そして殺人』早川ポケミス
- ミハイル・シーシキン『手紙』新潮クレスト
- アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』国書刊行会
- 島尾ミホ『海辺の生と死』中公文庫
- 近松秋江『黒髪・別れたる妻に送る手紙』講談社文芸文庫
かなあ。あとは、秋に荒川さんの著作を読みなおしたり(いつ読んでもどれだけ読んでも面白い)、オースティン全作を毎月一つずつ読んでひとり読書会したりして楽しんだ。11月ぐらいから仕事で追い立てられているような気分になり、あまり読書に没頭できなかったのが悲しい。
しかし、最大の贅沢は、岡上淑子さんの作品集『The Miracle of Silence』と『Drop of Dreams』を海外サイトから取り寄せたこと。これだけ働いたんだからご褒美だ!と思って、「add to cart」をポチっと押しちゃいました。とはいえ、とんでもない値段になってるamazon.co.jpより断然安い。普通の値段で買いました。眠る前にしばらく眺めるのがいいのです。
来年は平穏に過ごせるように頑張りたい。