さとがえる

糸井重里画伯

先週の三連休は里帰りして、高校の同窓会に出席したり、母と二人で日本シリーズを応援したりと、なかなか有意義だった。同窓会では25年ぶりに会う友達もいて、あまりの変わらなさにびっくり。昔からその髪型してたんじゃないの、いや、そっちこそ、みたいな会話。懐かしいねえ。そういえば、と、友人が話し始めて、当時の担任先生の発案で1年の遠足は「女子が弁当をつくって、男子は荷物持ち」だったんだけど覚えてる? と言われ、ええええっ、そんなことあったっけ? あったよ、それで、その担任の先生は、クラスが変わった2年の時も同じ提案をしたけど、2年のクラスでは女子の大反対にあって却下されたんだよね〜、と、もうずいぶんと昔のことなのに、まだまだ知らないことがたくさんあることに驚く。メアドも交換して、三次会まで行っちゃったよ。

今回はずっと実家に置きっぱなしにしていた当時の日記と、高校の生徒会の機関誌なんかを持って帰ってきた。蓮実重彦河合塾で公演した内容をおさめた『映画からの解放-小津安二郎麦秋」を見る』(河合ブックレット)も発掘。これは大学に入ってから買ったものだけど、購入の理由は解説を石原先生(河合塾の現代文の講師)が書いていたからだと思う。今では遠い思い出だけど、高3当時は石原先生の講義がききたくて、わざわざ冬期講習に行ったりしましたね、難しかったけど。