ビールと映画

先輩から「迎賓館赤坂離宮なんだけど、予約制の和風別館に行くはずだった人が急遽来られなくなったので行かない?」とお誘いをいただき、願ってもないことなのでありがたく話をお受けし、行ってきました。お天気はいいし、庭は広くて気持ちいいし、洋館はゴージャスだし、面白かったな。和風別館は、京都の平等院のようなものを思っていたのだが、意外とシンプルで拍子抜け。でも、いい散歩になったし、なにより隣の大学に4年間通っていたのに一度も行ったことがなかったので、行けてよかったです。帰りは中華屋さんでビールと餃子と牡蠣ソース和えそば。うまい。

月曜日には新宿で『ヒッチコックトリュフォー』を観た。ウェス・アンダーソンマーティン・スコセッシなど10名の監督がヒッチコックと映画を語り、残されているトリュフォーによるインタビュー音声とヒッチコックの映画のシーンで構成される、言ってみればただそれだけの映画なんだけど、とても面白い。スコセッシ監督が「『めまい』は最初、どんなストーリーなのか曖昧で自分にはよくわからなかった」と言っているところなんて、そうそう私も!と深くうなずく。『定本 映画術 ヒッチコックトリュフォー』(晶文社)、実は読んでいなかったので、今読んでます。すごーく面白い。