めがね

Butsu Butsu

めがねを新調した。別に度が進んだとか、老眼がはいってきたとかそういうのではなく、赤いフレームのめがねがほしくなったのだ。めがね屋さんで調整してもらい、そのまま新しいめがねをかける。「画家・猪熊弦一郎が集めた「物」をスタイリスト・岡尾美代子が選んで、写真家・ホンマタカシが撮りました。」という帯に魅かれて買った『物物』(エッセイは堀江敏幸)にはいっこだけめがねがあって、大学生の時にしていた黒ぶちのめがねとよく似てる。あのめがね、好きだったのに、当時は映画を観るときとか講義で黒板から遠すぎる席に座ったときぐらいしかめがねをかけなかったものだから、スカートのポッケに入れておいたら、失くしてしまったのだった。

早稲田松竹で映画を観た帰りに失くしたことに気付いた、あのめがね、その後、どうなっちゃったんだろう・・・。