雨上がり

雨があがったら、少し気温が高くなってきた。なんだか春の気配。ちょっと嬉しい。なんせもう、寒いのにはいい加減飽きてきたのだ。もっと暖かくなってほしい。

水曜日は半年に一度の診察の日だったので病院に行く。待ち時間の長いのには覚悟していたので、持っていったのは『ねたあとに』（長嶋有、朝日文庫）。読んでるうちに、だんだんうらやましくなる。こっちは病院でどきどきしながら診察時間待ちをしてるのに（大それたことになってないとは分かっているけど、やっぱり病院だし、万が一ってこともあるし）、それなのに『ねたあとに』では、登場人物はあまり悩みがなさそうで（いや、あるかもしれないけど、その雰囲気は伝わってこない）、ゲームはどれも楽しそうだし。私も「顔」やりたーい、というか、「顔」の巻物、ほしーい（アッコさん口調です）。

うちのだんなさんに、ここで行われるゲームのことを説明するが、まったく「面白くなさそう」と言われてしまう。いや、でも、小説は相当面白かったんですけど、すっごく。

病院の後、渋谷に出る。帰宅したら、おばあさんの通り魔事件が報道されていて、ほとんどニアミスだったことを知った。こわい。