11月の思い出

「本がかわいい」ってページがあるのよ

さて、気がついたら12月になっていました。早いなあ。11月は、高橋源一郎の『恋する原発』を読んだり、福岡伸一の『フェルメール 光の王国』を読んだり、金井美恵子の『目白雑録3』の文庫を読んだらやっぱり『猫の一年』も読みなおしたくなったし、蓮實&黒沢&青山の鼎談『映画長話』も面白かったし、長嶋有の『電化文学列伝』の文庫は、メイン部分はもちろんだけど、豊崎由美の解説がまた良かったなあ、といった感じで過ぎていったのだった。新潮社の『旅』は結構好きだったのに、次号で休刊になるっていうし、『MASTERキートン』完全版が刊行中で、マンガ棚がどんどんいっぱいになってきているのに、さらに猫十字社の傑作『黒のもんもん組』まで完全版が出てしまって、さらに棚がぎゅうぎゅうというかすでにはみ出した状態になってしまい、本棚の整理は去年からの課題だったのに今年もどうにもできず、さらに来年に持ち越すことになりそうだなあと、思いつつ今年も終えることになりそうです。そういえば、先日本屋さんで無料配布されていた『MAISHA』という雑誌は、インテリアショップが発行するものらしいけど(発売は幻冬舎)、雰囲気がかわいいなあと思ってよくみたら、編集長が淀川美代子さんだったのだった。三つ子のオリーブ魂、百まで、というところか。やっぱり私って、オリーブ根性が染みついているんだなあと、しみじみ。