ゆるりでごろり

荻原魚雷さんの『文壇高円寺』は好きなブログなのでわりとよく読んでた。なので、『古本暮らし』『活字と自活』が出たときも、ブログ読んでるしなあ、と無意識に買うのをやめてしまっていたような気がする。その後、忙しい(というか、世間ではその忙しさは当たり前)の職場に異動してからはなかなか以前ほどは読めず、ときどきチェックするぐらいだったので、ちくま文庫の『本と怠け者』を読みはじめたときに、なんだかすごく、良い、と思ってしまったのだった。

本と怠け者 (ちくま文庫)大事な用事や仕事があるにもかかわらず、まったくやる気がでなくて、ずっと家でだらだらしていたいとおもうことがよくある。眠いときもあれば、何もしたくないとおもうときもある。誰にでもそういう日はあるといわれているが、わたしはそういう日がおおすぎるのではないかという気がしている。

冒頭でいきなりこれですよ。まったく私ですよ。普通のOLしてますが、結婚当初、あまりにも頻繁に会社を休む私の姿を見ただんなさんが、「会社員でもそんなに休んでいいんだ」って絶句していたぐらいですから。(自慢ではありません。)そんなわけで、しかも、同い年ということもあって、今まで以上に読みたくなりました、魚雷さん(←同い年と思っているだけにやけに親近感)。さっそく買わずにいた『古本暮らし』『活字と自活』をamazonで注文する。今日の時点でまだ『古本暮らし』は届いていないけど、先に届いた『活字と自活』は読了。いまさらな感想ですが、『活字と自活』も良かったです。もやもやして、どうやって伝えていいのかよくわからないような気持ちの部分を表現する仕方にしっくりくるというか・・・(うまく言えません)。