Slow Reader

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ちょっと残業が続いたし、職場の人がちょっと病気になってしまったり、そうだ、先週は入社当時(隣の部署だったのにもかかわらず)よくしてくれた上司が亡くなられ、なんだか気持ちが落ち着かない日々だったのだ。だんなさんも仕事でトラブルを抱えているし、うーん、自分は平気なのに周囲がざわざわとしているのって、どうにもやりきれない気がする。

ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』を読み終えて、たまりにたまった夏休みの宿題をようやくひとつ終わらせた気分。5月に行ったばかりのサンフランシスコが舞台となっていたせいもあると思うが、予想以上に面白かった。志村正雄訳で読んだので、帰りに本屋さんで新潮社版の注釈を立ち読み。うんうんとうなずいたり、へええと感心したり。志村注釈にもものすごく感心したが、佐藤注釈にもものすごく感心する。これで弾みをつけて、次は『V.』に挑戦したい。