大人になってから牛乳は飲まないが

体調を崩して会社を休む。9時半に上司に電話して休むことを伝えて、もうひと眠り。起きてからCATVで録画しておいたヒッチコックの『白い恐怖』を観る。グレゴリー・ペックは垢ぬけなくて弱弱しいけれど、バーグマンは強くて美しい。グレゴリー・ペックがミルクを飲み干すシーンは面白いカットだったけど、全体としては単調だったなあと思ってヒッチ映画を観るときのバイブル『ヒッチコックを読む　やっぱりサスペンスの神様』（フィルムアート社）のページを開く。エリック・ロメール監督がこの映画に対して「愛についての偉大な映画」とのコメントを寄せていた。うーん、そういう見方もあったか。

布団に戻って急に読みたくなった『芽むしり仔撃ち』を。この表紙をみるたび、千と千尋に出てきたアレを思い出す。