楽園の真ん中で

太陽のせい

熱い風に輝くような陽射し。夏が来たんだなあ。
梅雨のあいだはなかなか洗濯ものも乾かなかったけれど、三連休は布団を干し、シーツを洗い、ゲリラ豪雨で汚くなった窓を拭き、一通りさっぱりしたら、あとは昼寝と読書と漫画と昼寝とビールとツール・ド・フランス(以下繰り返し)で「ごろりでゆるり」(byクウネル)三昧なのだ。暑いがクーラーは嫌いなので、午前中は階段の上がり口(風が通る)にぺたりと座りこみ、午後は階下で(やっぱり1階のほうが涼しい)麦茶と空也のモナカをおやつにごろごろぐうぐう。夕方になってシャワーで汗を流してスーパーへ買い出し。学生時代の夏休みみたいだな。こんな日にはいつも昔の本を読み返したくなる。カミュの『異邦人』は中学に入ってすぐのころに買った文庫本で、当初は冒頭の電報文「ハハウエノシヲイタム」の「イタム」の意味さえ辞書で引いたぐらいだったが、中尾進の表紙が印象的でいつまでも捨てられない一冊。吉田秋生の「楽園のこちらがわ」(『夢みる頃をすぎても』所収)のなかでもこの本が読まれていたのを思い出して、そのあと読んだ。これもやっぱり高校生からずっと好きなマンガだ。

先週、だんなさんと『ハングオーバー』を観に行ってめちゃめちゃ楽しかった。二人で飲みすぎには気をつけよう、と誓ったものの、直後に昼間から空いているバーでハイボールを二杯飲んだあと、カジュアルフレンチでスパークリングワインを1本開けて、まったく教訓が活かされず。健康診断も終わったし、この三連休もビールだのワインだの焼酎だので渇きをいやしております。

そのほか最近読んだ本。