trip × beer × movie

千葉のピーナツはお歳暮の残り

夜中から降ってきた雨が朝も降り続く。今日はいちにち雨かなあ。掃除も買い物もきのうのうちにすませてしまったので、陽気がよければ本の整理でもしようかと思っていたのだが、雨だとなんとなくやる気が出ない。仕事に行くだんなさんを送り出したあと、毛布にくるまってケーブルTVで成瀬巳喜男の遺作『乱れ雲』を観る。きれいだなあ司葉子。そういえば『日本映画を歩く』(中公文庫)で川本三郎さんがこの映画のロケ地を訪れていたはず。確かめてみると、司葉子は映画で訪れた蔦温泉が気に入ってその後なんども訪れ、宿の主人の息子の結婚式にも来賓としてスピーチまでしたというエピソードを披露していた。川本さんに倣って(?)ビールを飲みながら、このくだりを読み、司葉子がますます好きになる。

寒いのでベッドのなかで本を読む。小学生のとき、大好きで図書館から何度も借りだした本が別の名前で復刊されていることを知って思わずアマゾンで「ポチ」とクリックしてしまっていたのだ。そういえば、この本を初めて読んだときも雨降りの日曜日で、お布団のなかで読んでたような気がする。当時夢中になったのはこの本と『ドコカの国にようこそ!』で、友達と読みまわしたあと「ドコカの国」ごっこをしたものだったけど。もう30年も前になるんだなあ。魔女ファミリー