二〇〇九年正月

初夢で空を飛んだ

あけましておめでとう。

昨年は途中から日記を書く余裕がなくなってしまったので、反省から今年はもう少しまめに書くことにします。とはいいつつ、どこまで実行できるか不安。

新年はいつもどおり自分で作ったおせちをつまみながら、朝からシャンパンを飲んだりしてのんびりと過ごす。年末から風邪を引いていて、薬で症状を抑えながらだましだましやり過ごしているもんだから、かえってなかなか治らない。ほんとは薬を飲まず、熱でも出して一日寝込んだほうがすっきりするんだけどなあ。そんなこんなで、なんとなく頭がぼんやりするし関節も痛むような気がするから、今朝は毎年だんなさんの両親と行く初詣をキャンセルし(だんなさんが一人で行ってくれることになった)、毛布に包まって箱根駅伝を見ながら日記を書いてます。だるいです。

かつてお正月には、向田邦子の新春ドラマスペシャルを見るのが楽しみで、田中裕子が好きなのはもちろん、田畑智子のことはこのスペシャルドラマで知ったのだった。母もこのシリーズが好きで、二人でこたつにあたり、みかんをむきながらよく観たな。私はみかんの薄皮ごとぱくりと食べるけど、母は皮は硬いから嫌いだ、といって果肉だけを口の中でしごくと、薄皮は残す食べ方。めったに実家に帰らなくなったし、こたつもださなくなったし、なによりみかんを箱で買うには、母一人には多すぎる。そんなことを思いながら、昨日読んだのは久世光彦の『一九三四年冬−乱歩』。しかし、この本にはみかんよりも熱い紅茶のほうが似合う。