新しい電車に乗って

明治神宮前駅

髪を切りに美容院に行く。ハタチのときからずっと同じ人に切ってもらっているからもう20年近く。3ヶ月に1度とかその程度しか会わない薄い付き合いだけど、長さだけはだんなさんよりも長い。すごいことです。で、場所が原宿なので、帰りは話の種にと思って東京メトロ副都心線に乗る。電車の雰囲気は並走する有楽町線に似てるかな。色も近いし。

原宿にブックオフがあったときは、美容院の予約時間よりも前に原宿に着くように家を出てまず一回りし、髪を切った後、もう一度寄って一回りする、というのが定番コースだったけど、ブックオフがなくなったのでちょっと寂しい。嘆いても仕方がないので普通の本屋さんに行く。新潮クレストブックスの『バーデン・バーデンの夏』はもうちょっと夏が近くなってから買おうかなと思案し、今日は買いそびれていた矢川澄子『兎とよばれた女』(ちくま文庫)を買うだけにした。西岡兄弟の表紙がすばらしい。しかしこれは読むのが辛そうなので、多分、手をつけるのはもうちょっとあと。それで悩みに悩んだ挙句、明日からの携帯本にはアン・タイラー『ここがホームシック・レストラン』にしてみようと思う。