私をじらさないで

お給料日。体調が悪くて午前半。力が湧いてこないので、先日弟から贈ってもらった"とっとき"の「DELRAY」のチョコレート（夕食後に1粒ずつ大事に食べてる）を昼前から2粒食べて会社に行く。うーん。

なんとか仕事を終えて会社帰りに本屋さんにちょこっと。今日の目的は、これです。

エマ 10巻 (BEAM COMIX)

5巻が出たときに人に進められて一気に読んでから、とりこに。ジェーン・オースティンというよりは『ゴスフォード・パーク』の世界に近い。主人公がめがね女子というところも好み。最終巻は予想通りのおめでたい結末がきちんと描いてあって満足。

思うに、マンガのほうが小説よりも冊数を重ねていく場合が多いので（もちろん短篇というか読みきりはあるけど）、次の巻がでるまでの間がじれる。小説も文芸誌を読んだりしていれば、翌月までの間はじれると思うんだけど、大体が単行本もしくは文庫本になってから買うし、ほとんどが1冊で完結するから一気に読むわけです。一息に読むぶん、没頭できて良い面もあれば、よっぽどちびちび読まない限り、その小説にかかずらっている時間は1週間から10日でしょうか。『エマ』の場合は10巻揃うまでに6年の歳月がかかっていて、もちろんいつも『エマ』のことばかり考えているわけじゃないけど、そのへんもマンガと小説に対する構え方と行ったら大げさだけど、楽しみ方の差になっている気がする。じらされるのもそれはそれで楽しいし、はじめから終わりまで一気に読んで深ーいところまでぐっと潜り込めるのももちろん楽しい。

でもこれでひとつ「じれる」楽しみが減ってしまった。あとは『舞姫テレプシコーラ』の続きが早く読みたい。