ソハヤマタ
年明けは7日から会社が始まったので、今日はもう3日目なのだけど、そんなに忙しくないせいか、まだまだボンヤリしていることしきり。かばんに入れていた関川夏央『豪雨の前兆』(文春文庫)も端正すぎるような気がしてなんだかしっくりこないので、帰りは本屋さんで別の本を買う。
- 作者: 井伏鱒二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1960/12/15
- メディア: 文庫
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新潮文庫の<人生で二度読む本>名作復刊シリーズから。松がとれたのにどうも正月気分が抜けない今の気分には、こんな楽しい本がいい。番頭さんのよどみない語り口調で書かれる文章を読むのは、そのままお正月の、のんびりしたラジオを聴いているよう。日本酒をちびちび飲みつつおせちつまんだりする、あんな気持ちよさ。あー、あと1週間ぐらいお正月があってもいいのになあ。