ソハヤマタ

年明けは7日から会社が始まったので、今日はもう3日目なのだけど、そんなに忙しくないせいか、まだまだボンヤリしていることしきり。かばんに入れていた関川夏央『豪雨の前兆』(文春文庫)も端正すぎるような気がしてなんだかしっくりこないので、帰りは本屋さんで別の本を買う。

駅前旅館 (新潮文庫)

駅前旅館 (新潮文庫)

新潮文庫の<人生で二度読む本>名作復刊シリーズから。松がとれたのにどうも正月気分が抜けない今の気分には、こんな楽しい本がいい。番頭さんのよどみない語り口調で書かれる文章を読むのは、そのままお正月の、のんびりしたラジオを聴いているよう。日本酒をちびちび飲みつつおせちつまんだりする、あんな気持ちよさ。あー、あと1週間ぐらいお正月があってもいいのになあ。