長い長いプラトン的恋愛の話

silver&yellow

せっかく快適な気温になってきたと思ったら台風の接近でひどい湿気。会社でもぱっとしないし、気分転換にブックオフに寄る。

などを105円で。『プラトン的恋愛』は先日古本屋さんでみつけた単行本も持っているんだけど、文庫があるとついほしくなる。私が金井美恵子にはまるきっかけになったのは『あかるい部屋のなかで』(福武書店)を読んでから。その後は目白4部作を経て『金井美恵子全短篇』(日本文芸社・全3巻)を初任給で、しかも少しでも安く買うために卒業後もときどき遊びに行っていた大学の購買部に注文して買ったのだった。でも、なんせ『金井美恵子全短篇』は持ち運ぶには辛い重さ。ついつい読むのも後回しになり、その結果、単行本でももってるし全短篇にも収められているにもかかわらず『プラトン的恋愛』は読まずじまいだったのだ。今回文庫で手に入れてようやく読むときがきた、という感じ。長い道のりだったなあ。

じゃあ明日からさっそくと思いきや、今朝から小島信夫抱擁家族』(講談社文芸文庫)を読みかけて面白くなってきているので、『プラトン的恋愛』はもうちょっとおあずけ。でも『金井美恵子全短篇』から15年もおあずけだったし、まあいいか。