非現実の王国

雨の原美術館

昨日、ようやく原美術館の『ヘンリー ダーガー』展に行った。原画を見るのは初めてだけど、やっぱり実物はいい。もっとちまちまと描いていると思ったら意外とどの作品も横に長く大きくて迫力があった。ダーガーが創作した「非現実の王国」は、ナウシカを彷彿とさせる戦う少女たちの物語なんだけど、このアニメっぽい少女たちがパステルカラーの画面いっぱいに、フリルやリボンや水玉の衣装をひらひらさせて跳ね回っている姿を眺めているだけでも楽しい、といったらヘンタイかしら。展覧会パンフはもちろん購入。一晩たって、大きくて重くて高かったのでミュージアムショップでは買おうかどうしようか悩んでいた『ヘンリー・ダーガー非現実の王国で』(作品社)も、さっきamazonのボタンをぽちっと押して買っちゃった。届くの、すんごい楽しみ。

会社帰り、グレゴリ青山『ブンブン堂のグレちゃん』(イースト・プレス)をようやく買えたので、早速読む。おかしい、これ。通勤電車だったのに3回ぐらい吹き出しちゃったかも。岸本佐知子『ねにもつタイプ』のときは心構えもあったし、だからと思って電車の中で読むのは避けてたのに、くう〜、不覚。ほのぼのとしたお笑いの世界に一瞬のうちにトリップさせてくれるグレちゃんに、すっかりまいっちゃった。

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記

ブンブン堂のグレちゃん―大阪古本屋バイト日記