The Girls of Integrity
昨日から今日にかけてブックオフ2軒と街の古本屋さんと新刊書店に寄り道して本を買う。買ったものいくつか。
などを105円で。古本屋さんでは、
- 「人生読本・映画」(ムック本)河出書房新社
を200円で。新刊書店では、
- 「酒のさかな」高橋みどり メディアファクトリー
- 「ビールと古本のプラハ」千野栄一 白水Uブックス
を買った。
面白そうなのは『人生読本・映画』。まだぱらぱらとしかめくっていないけど、寺山修司、植草甚一、倉橋由美子、澁澤龍彦、沢木耕太郎、中上健次、山田宏一、三島由紀夫など豪華メンバーによる映画アンソロジーで期待が高まる。淀川長治と吉行淳之介の対談は「『激突』こわいですねエ」とうなずきあうところから始まる。いいなあ。嬉しかったのは、細野晴臣『音楽少年漂流記』。矢野顕子、大貫妙子、越美晴といったおなじみメンバーのほかに中島みゆき、銀色夏生、都はるみなど9人の音楽に携わっている女性アーティストと対談していて、それぞれに「森のイメージの心理テスト」をしてもらっているのが面白い。矢野顕子が、森には「野犬はいるわ、ワニはいるわ、夕方になると得体の知れない鳥の声はするわ、やせたニワトリみたいなのはいるわ・・・」と語るところで『ト・キ・メ・キ』が聴きたくなった。歌詞に、とんぼだの蚊だのきりんだのレッサーパンダだのいろんな動物が出てくるのだ。初期の矢野顕子ではこれが一番好き。