June bright

約2キロ

少し前のことから。

6月1日の朝は遅刻しそうだったので、あわてて手近の文庫本をかばんに放り込む。選んでしまったのは木地雅映子『氷の海のガレオン/オルタ』(ピュアフル文庫)。読んでいるうちにちょっと辛くて苦しくなる。出社したらその日は(なぜか)仕事があまり来なかったので、調べものをするフリをして、この本のことを知ったサイト『八本脚の蝶』を最初から読み直してみたら、どんどん暗い気持ちに。しまった。その日は同期と食事をすることになっていたので、会社がひけたあと、みんなでミッドタウンに行く。きゃあきゃあと買い物して、ワイン飲んで、遅くまでしゃべっていたら、だんだん普通の気持ちが戻ってきた。ああ、良かった。
氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)
昨日は、庭の梅の実を収穫した。毎年いちおう梅酒を漬けている。梅酒自体はまあまあの味になるんだけど、どういうわけか漬かった梅がおいしくないのよね。氷砂糖を少なめに配合しているせいかなあ。今年はお酒をブランデーに変えて、砂糖を多めで作ってみる。

今日。梅の収穫が思ったより多かったので、梅酒に加えて梅シロップを作ることに。『ku:nel』26号(最新号)の長尾智子さんのレシピで。シナモンスティックとレモンで風味付けするのは初めての経験。2ヵ月後が楽しみ。そして『氷の海のガレオン/オルタ』を読んでから、吉野朔実『少年は荒野をめざす』を読み返したくてたまらない。実家にあるんだけど、送ってもらおうかなあ。

3週間楽しんだ「ジロ・デ・イタリア」は今日でおしまい。7月の「ツール・ド・フランス」が早くも待ち遠しい。