カレンダーの余白の読書

余白がありそうなカレンダー

週の初めからいきなり午前様。たくさん飲んだわりには、二日酔いにならずすっきりしているのは、やはり焼酎のなせる業か。これから少々飲み会が続くけど、たくさん飲むときは日本酒は控えめにして焼酎で行こうと決意する。

それでもやっぱりお昼ごはんを食べた直後は眠くなって、パソコンに向かっていたら、いつのまにか画面にずずずーっと吸い込まれていきそうになる。ああ、とりあえず仕事を放ってちょっとでもいいから眠らせて、というような気分が、ちょうど今朝から読んでいる永井龍男『カレンダーの余白』(講談社文芸文庫)の一編「ねむいということ」で、チェーホフの短篇小説「ねむい」を引用しながら述べられていた。「沼のような処から、やっとはい上がったような気がするうちに、いつの間にかまた、ずるずると引き込まれる。そんな眠さである。」(p64)に深くうなずく。

永井龍男をちゃんと読むのはこの本が初めてだけど面白い。連日飲んでばかりなので、今日はまっすぐ家に帰る。帰りの電車で読んでいるうちに耳の辺りまで浸かっていた眠りの沼から少しずつ浮上。