悩める人の本棚

今日はまっすぐ家に帰って早くご飯作って早く食べて早く寝よう、と午前中までは思っていたけれど、午後になって仕事でもやもやが溜まってくると気持ちの切り替えが上手くいかなくなって、そのまままっすぐ家に帰る気持ちが薄らいでしまうのよ、なぜか。このまま家に帰っても不機嫌を持ち込むだけだし、それはお互い良くないと思うのよ、とかなんとか言い訳のシミュレーションをしながら古本屋さんと新刊書店をはしごする。古本屋さんでは

を買う。『陰者の告白』は探していたので嬉しい。カバーもかけてもらえたし、早速明日からの携帯本に決定。

考える人 2007年 05月号 [雑誌]続いて新刊書店で『考える人』とアリス・マンロー『林檎の木の下で』(新潮クレスト・ブックス)を買う。『考える人』はなによりも本棚の表紙がすてき。編集部による「本好き」を想定した架空の本棚らしいけど、タイトルで隠れたところは何の本だったのか。並べ方も美しくてうっとり。理想だなあ。この本棚ごとまるっと持って帰りたくなる。

いい本が買えたので仕事のもやもやはまたたくまに解消。われながら単純。しかし寄り道の言い訳というより、だんだん本が増えてきたことに対する言い訳のほうが必要になってきた。潔くない性格が反映するのか、本棚はごちゃごちゃでイマヒトツ美しくない。そして、もういっぱい。