スイート・スイート・ビレッジ

舞台はクシェチョヴィツェ村

本日、わけあって休暇。午前中、先日BS2で録画した映画『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』を観る。長谷川町蔵山崎まどか『ハイスクールU.S.A.〜アメリカ学園映画のすべて〜』(国書刊行会)をブックオフの半額コーナーで見つけてぱらぱらと読んでいるので見直したくなったのだ。モリー・リングウォルドのチープシックな重ね着のセンスに再び脱帽。大振りなピアスの重ねづけが80年代風。

午後、買い物ついでにブックオフ吉行淳之介『定本・酒場の雑談』(集英社文庫)、小島信夫抱擁家族』(講談社文芸文庫)、澁澤龍彦エピクロスの肋骨』(福武文庫)、ロアルド・ダール『あなたに似た人』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を105円で。吉行淳之介が一番嬉しい。

あまりにうららかな春の日なので、縁側でチャペックの『チェコスロバキアめぐり』(ちくま文庫)を読む。読んでいるうちに、チェコ映画『スイート・スイート・ビレッジ』を思い出した。昔シャンテシネで観て以来。のっぽでちょっぴり頭の弱いオチクとふとっちょの運転手のパヴェクのコンビが、ほのぼのとした気分を春風のようにもたらすのだ。私の中ではミア・ファローの『フォロー・ミー』と同じぐらいDVD化を熱望している映画。せっかくなので、チャペックの本と映画パンフで、甘い香りを漂わせている雪柳を背景に記念撮影。表紙がいずれも作業着風のおじさん二人組み。チェコのおじさんには胸当て付のズボンが似合う。