ピップ・バップ・ギー

ミロンの長髪も気になる

体調を崩して一日寝込む。本を読むには体力がなさすぎ、テレビを見るためにベッドから起きだすのも嫌だ。そういうときは、すでに何度も読み返してストーリーを熟知したマンガを寝床脇に積み上げる。久しぶりに萩尾望都『メッシュ』が読みたくなった。昔は主人公のメッシュに肩入れしていたような気がするが、いまとなってはミロンのほうが気になる。そしてミロンとミロンの彼女のカティのその後が気になる。そしてラストが鮮やかすぎるほどの幕切れなので、余計に彼らのその後が気になる。メッシュはお金も持っていなさそうだったし、無事でいるのだろうか。ふとんの中でうつらうつらしながら、ひとしきり妄想タイム。好きなマンガはチビ猫の唱える呪文のように私を想像のかなたに連れてってくれるのだ。

体力が少し回復したところで、夜は猫十字社『黒のもんもん組』を。ハードギャグを読むには多少の体力が必要。これの続編ともいえる『県立御陀仏高校』とセットで読むとまた格別。