雑誌の値段

朝、駅のキオスクで『週刊文春』を買う。週刊文春はいつもコンビニか図書館で立ち読みするだけなので買うことはほとんどないんだけど、今日は会社の資料用に。朝のキオスクは、常連さんが決まった新聞を抜き取ると同時に小銭をちゃらりと置いていく、という場所だと思うんだけど、たまにしか週刊誌を買わない私は、当然『週刊文春』の値段がいくらなのかわからず、また、「これください。いくらですか」「○○円よ」「わかりました、じゃあ」(といって、おもむろに財布を開けてお金を取り出す)というような、一人のお客さんにかける時間が2秒くらいの朝のキオスクで、10秒以上かかりそうなはた迷惑なやりとりをするほど勇気もないので、どう考えてもこれ以上はしないだろうと思われる500円玉(手持ちがないときは1000円札)を週刊誌の上にすばやく乗せて差し出すことになる。今日もそのやり方で。購入後あらためて見たら、表紙の目立つところにちゃんと320円と書いてありました。落ち着いてちゃんと見ればよかったのに、ばかだなあ。

その『週刊文春』で、小林信彦さんが『硫黄島からの手紙』をほとんど手放しでほめている。今のところこの2部作をほめていない映画評は見たことがないような気がする。『父親たちの星条旗』はもちろん観たし、よかったと思うけど、なんだかあまりにもどこでも絶賛されすぎで、ちょっと食傷気味。

明日から香港に行ってきます。これからパッキング。旅のお供本もこれから決めます。