プラダを着ないで『プラダを着た悪魔』を観る

会社帰りに『プラダを着た悪魔』の試写会に行く。試写会に招待されなくても身銭を切って観にいく予定をたてていたぐらい楽しみにしていた映画。プラダの洋服を持っていないので、お気に入りのJOSEPHのパンツスーツでおしゃれしてみる。メリル・ストリープが”天皇”のような鬼編集長を演じ、ついつい会社の上司を思い浮かべてしまう。特に彼女の出社シーンで部下が「戦闘態勢に入れ」と言って、あわてて靴を履き替えたり(ファッション誌の名編集長なのでダサいものが嫌い)、食べかけのお菓子を片付けたりするところなんて、まるでうちの会社と同じで大笑いした。しかしこの映画、わが身を振り返って「はた」と思うことが多すぎ。電車の中で真剣に仕事について考えてしまう。

帰宅してウィスキーソーダを飲みながら『山躁賦』を読む。クールダウン、クールダウン。