我家のワーキングカップル事情

morinori2006-11-07

10年近く一緒に暮らしていると、だんだん喧嘩もしなくなる。ヤマバは1年目から3年目ぐらい。この間に大きな事から些細なことまで日常生活におけるお互いの差異を「こぜりあって」解決してきたからだろうか、なんて、安井かずみ加藤和彦の『ワーキングカップル事情』ばりに偉そうなセリフも言えそうなくらい旅行中も良好な関係が続くようになった。以前は必ずどこかで険悪なムードになったんだよね。唐津の町を歩いていてそんなことを思ったのは、今朝からのひどい風と寒さで最悪の環境なのに、おたがいの状況が最悪にはならないから。昔だったらとっくにどっちかに計画の責任をなすりつけてるよ。夫婦も進化したもんだ。

お祭りが終わった直後の唐津はひっそりしていて、唐津城もひとけがなく静かだった。天守閣から見た鏡山の背景には夏のような雲があった。城を降りて、辰野金吾が設計した旧佐賀銀行本店の建物をみて、駅前の洋菓子店でシュークリームを買って全行程終了。帰りの飛行機で『マリアの空想旅行』を読む。ほんとうは京都に行くときに持っていきたかったんだけど、飛び越えて九州まで連れて行っちゃった。