ふつうに

タロー屋のパン

「22日の午後から休みます」と会社に伝えたら、連休は旅行に行くのか?と聞かれた。いや、旅行じゃないっす。22日は矢野顕子を聴きに鎌倉まで行くんで終業後じゃ間に合わないんです、ということとで、22日の午後からの3 1/2連休はコーフンとともに幕を開けたが、あとはふつうに。

23日はyanokami『遠くは近い』と矢野顕子上原ひろみのライブCD『Get together』をガンガンかけながら換気扇の掃除をし、夜は近所のお寿司屋さんとスペインバーをはしごして酔っぱらう。24日のイブはいちおう家ごはん。クリスマスケーキを買いに行き、ポトフをつくって、母から贈られたワインでいい気持ちになる。25日は年賀状を書き終えた後、朝日文庫に収録された荒川洋治さんの『忘れられる過去』を買いに行ったら、近所の本屋には置いていなかった。引っ込みがつかなくなった気持ちをもてあまし、石井好子さんの自伝エッセイ『女ひとりの巴里ぐらし』(河出文庫)と、さんざん迷ってまだ読んでいなかった『パリ左岸のピアノ工房』(新潮社クレストブックス)を買う。最近、かなり遅れた"のだめ"ブームが自分のなかにやってきて(BOOK OFFで全巻を読んだ)、パリと音楽、というところにその影響があるかも、と家に帰ってから考えた。この2冊はお正月休みの楽しみに取っておく。

写真は家の近所にある週に1度しか開かないパン屋さんのパン。と、近所の畑で100円で売ってた大根。ふつうの野菜とふつうのパンが、ふつうに食べられる日がこれからも続いてほしいものです。