welcome back

オリーブ少女

日記を再開することにしました。誰に歓迎されるわけでもないと思うけど自分で勝手にwelcomeとしちゃう。歳をとってくるとだんだんずうずうしくなるものです。うふふ。

うらわ美術館で『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』を観る。絵本の原画も良かったが、an.anやpopeye、oliveなどで見せたアートディレクションがやっぱり凄い。レイアウトを指定した手書きの文字にじっと引きつけられる。『パリからの旅』に掲載されている地図の原画も展示されていて、ああ、あの細密な地図はこうやって書かれたんだ、と納得。この人はほんとうにこういうことが好きだったんだなあとしみじみ思う。期間限定だと思うけど、トイレのピクトグラム堀内誠一なのがかわいい。楽しい企画でした。

だんなさんから500円の図書カードをもらったので、ムーミングッズ欲しさに講談社文庫『顰蹙文学カフェ』を買って読む。内容がミーハーで面白い。先日の堀江敏幸『なずな』に対する書評もそうだけど、高橋源一郎が評するポイントというか好きなポイントには、うんうんとうなずくことが多くて共感できるので、以前の朝日新聞のような文芸評論を、またどこかでやってくれないかなあ。