12月は、もう

やのチロル

ここのところ、この日記にご無沙汰していたもんだから、いざ書こうとするとこの1カ月の出来事があれやこれやと浮かんできてなかなかまとまらない。

  • 12月は矢野顕子さんのコンサート&イベントに3回も行くことができて、それはそれは充実したのだった。NHKホール、鎌倉芸術館、新宿とどれもこれも良かったなあ。新宿ではお土産までもらってしまって、感激が倍増。
  • 鎌倉でのコンサートのときは会社を午後半休し、時間まで本屋さんをうろついたりしていたが、そこで内澤旬子さんの『身体のいいなり』を立ち読みし、うっかり泣きそうになった。病院で同室になった年配女性から笑顔で「あなたも頑張って」といわれるエピソードはぐっとくる。私はかろうじてガンじゃなかったけど、自分が病気になったときこの人のように強くなれるのかな、と思う。
  • 地元の駅前の本屋さん、品揃えには不満があったけれど、毎日店の前を通るので、新刊をちょっと探したり雑誌を買ったりするのに欠かせなかった。なのに閉店。これでちょっとした雑誌を読むにも、遠回りしなければならなくなった。
  • クリスマスの日に『yom yom』で知って読みたくなった谷川俊太郎の語り下ろし『ぼくはこうやって詩を書いてきた 1942-2009』を買う。枕みたいな(厚い)本、って谷川さんは書いていたけど平出隆の『鳥を探しに』よりは薄い。今年は読んだ冊数のわりには厚い本が読めたかも(ナボコフの『賜物』とか)。
  • いま、黒豆を煮ているところ。あいまに田作りもつくり、玄関を掃除します。今年もいろいろありましたが、まあなんとかやってきました。来年もちょっと頑張って生きていこうと思います。