朝の通勤電車のなかですこーしずつ読んでいた野呂邦暢『夕暮れの緑の光』を読み終える。タイトルは夕暮れの光なんだけど、読むのは朝だけと決めて少しずつ。よかったなあ。
会社の先輩からきっついメールがいきなり送られてきて挙句の果てに無視されて、最初は「いじめか?」と悩んだけど、どうやらいろんな人に順番にそうしているらしいことがわかり(それで友人を次々を無くしているらしい)、かつてその人と親しくしていた人から「あまり気にしないように」と助言もあったので、ようやく最近立ち直りつつあるところ。あまり考えないようにしてるけど、まだ何日かに一度は朝から暗い気持ちになる。静かな文章で悪夢をおさえつけた1週間だった気がする。

さて、来週の通勤はどうしよう、と本屋さんをうろうろして『八つの小鍋−村田喜代子傑作短篇集』(文春文庫)を買う。村田喜代子をちゃんと読むのは『人が見たら蛙に化れ』以来か。

だんなさんが遅くなるので一人ごはんでワイン。ここのところはまっているファナ・モリーナ『Son』を聴きながら。ヘンリー・ダーガーっぽいジャケットもかなりお気に入り。
Son