春爛漫

雪柳、満開です

朝、体調が悪く起きられず会社を休むことにする。10時ぐらいまで眠っていたらだんだん外が気持ちよさそうな感じになってきたので、ベッドを抜け出し、苺とヨーグルトで朝ごはん。縁側に陽があたって気持ちがよいので、ハーブティーと座布団を持ち出して『ボートの三人男』の続きを読む。帯に引用された井上ひさしの解説によると「さあれ、一読されよ。できれば、日曜日の午後など、時間のたっぷりあるときに、傍らにウィスキーの瓶を置き、スコット・ジョップリンラグタイムでも聞きながら、文章を舐めるようにゆっくりとー。」とある。火曜日の午前だろうと、今日は予定はまったくなくて、時間はたっぷり。さすがに朝からウィスキーとはいかないけど、サンタ・マリア・ノヴェッラで買ったハーブティーもあるし、庭は雪柳が満開。ああ、あったかいなあ、気持ちいいなあ、面白いなあ。

2時ごろ、だんなさんが「今日の仕事はあがり」と、帰宅。一緒に地元の桜並木を散歩する。桜は満開。ここの桜は、だだっ広い田んぼと畑のなかを貫くように流れる用水に沿って延々と続く、すこぶるのどかな桜。ちかくの公園ではみんなピクニックしていて、春だなあと思う。

この春は天候が不順で、知らないうちに桜が咲いて、あっという間に散ってしまうのかと思っていたけど、こんないい日が過ごせてよかった。明日はまた冬に逆戻りするらしいけど、今日という日のおかげでしばらくは、ほかほか過ごせそう。