記憶の重さ

morinori2008-03-31

3月も今日でおしまい。今月は読書も日記も途切れがちで、(それでも『ちりとてちん』は欠かさず観て、飲み会にも誘われるままに参加した)なんとなく落ち着かないまま日々が過ぎた。『聖少女』は新潮文庫版が復刊されたけど、私は古本で見つけた単行本の表紙と装丁が好きなので文庫に買い換えることはないだろうと思っている。久しぶりに読み直したけど、これを読むと『旅の重さ』(素九鬼子筑摩書房)も一緒に読みたくなる。高校生のときにほのかな憧れを抱いた、お姉さんと呼びたくなるような主人公たち。こんな甘酸っぱい気持ちに戻るのも春だからなのかしら。