柿ピーが心にしみる

元祖浪花屋の柿の種

月曜日の楽しみは、会社で3日分の新聞を読むこと。家では日経だけど、会社では毎日と産経を読むことになっている。その毎日新聞の日曜日の読書ページの『好きなもの』という小さなコーナーは、毎回いろんな人がいろんな「好きなもの」について書いていて、それがどれも面白いので欠かさず読んでいるけど、20日に登場したのは林真理子

はっきり言って、いままで林真理子のエッセイを読んでも「ふううん」とか、「あ、そうなんだ」ぐらいの感想で終わっていた。でも今回の『好きなもの』は、なんだかしみじみとしたものを感じて、その場で2回、自宅に帰ってもう一回読み直しちゃった。「柿ピーをぽちぽち齧りながら本を読み進んでいく時のあの気分」というくだりにきたとき、なぜだか突然ウッとなり、「そして人生というのは、そうあわただしく過ぎていくものではなく、個人の裁量に任されているという考えにいきつく。」というところでちょっとしんみりとしてしまったのだ。

帰りみち、やっぱり『ku:nel』を買ってしまう。こんなに毎回買ってしまうなら、定期購読を申し込んで、リネンハンカチをもらっちゃってもよいのじゃないか、と思い始めた。