大人の証拠

大人の女のミステリ?

第3部まで読んで、しばらく間をおいてた『オン・ザ・ロード』読了。自分の友達にディーンみたいなのがいたら憧れつつも距離を置いちゃうだろうなあ。どうも熱狂に身を任せられないのが、自分でもつまんない人生かなあと思ったりする。

「初めて」のことがだんだん少なくなることが大人になることだと思うけど、読書に限ってはいつまでたっても「初めて」のことにあふれている。『オン・ザ・ロード』のケルアックを読んだのも初めてだったし(河出文庫『路上』はブックオフで買っていたけど積読のまま)、合間に読み始めた『神を見た犬』(光文社古典新訳文庫)は初めてのブッツァーティだし。そして今日も「ミステリー徹夜本をさがせ!」の特集がちょっと気になって、初めて『PLAYBOY』を買ってしまった。ミステリにまったく詳しくないので、こんなガイドは気になる。さすがに近所の(ひょっとしたら顔を覚えられているかもしれない)いつもの本屋さんじゃなくって、途中駅の比較的大きな本屋さんで。プレイメイトが表紙を飾っていたら買えなかったと思うけど、付録はともかく表紙はフツーでほっとする。しかし『PLAYBOY』を他の本と紛らせてじゃなくって単独で買えたってことは、これが大人の証拠?と、ふと思ったりも。

その後いつもの本屋さんで『yomyom』5号と買いそびれていたマンガ2冊、萩尾望都『山へ行く』と聖悠紀超人ロック 凍てついた星座』を買う。実は、って別にブログでわざわざ断らなくてもいいと思うんだけど、『超人ロック』は小学生のとき以来のファンで今でも楽しく読んでいるのだ。たまに母がうちに遊びに来ると「まあ、まだ続いているの」なんて呆れられたりしてるけど、最近はだんなさんも超人ロックを読み出し「面白い」なんて言ってくれるようになった。超人ロックをまだまだ楽しめるということが大人の証拠になるのかコドモってことなのかよくわからないけど、だんなさんの共感が得られたのはなんとなく嬉しい。

家に帰って『PLAYBOY』の特集を読む。私の本棚にない本ばかりだが、このリストが大人の男のロマンなのかと思うと興味津々。