夏のお買い得セール

CasaLost in Translationビル・マーレイが飲酒で捕まったのとは関係なく、最近よく聴いているCDは先日のブックオフのセール「2枚1000円」で買ったもの。夏の昼下がりにライムを搾ったテキーラソーダ割と一緒に聴くのが似合うと思っていたけど、虫の声が聞こえる夜に、オンザロックを片手にしても意外といい。本を読んでいても邪魔にならない。そのまま眠っちゃってもOK。お買い得だと思う。

ところで、フィルムセンターの鑑賞券、一般500円、学生・シニア300円はやっぱりお買い得なのか、あるいは年齢を重ねたかたがたの単なる暇つぶしの場所なのか、そのへんがイマヒトツはっきりしないのだけど、昨日はスリの女を越路吹雪が演じる『足にさわった女』(1952年東宝)を観るために小劇場のほうにいったら、見事に満席だった。余裕を持って出かけたので座れたけど、ひょっとして15分前だったらダメだったんじゃないだろうか。そもそも「アンコール特集」なので、前回の上映で相当集客があったということだと思うんだけど、それにしてもそんなに人が入る作品とは思っていなかったのでちょっと驚く。映画は面白かったんだけど、もうひとつ驚いたのは隣に座ったおばあさまが、始まる直前にいきなりインスタントラーメンの袋を取り出して、ぽりぽりと乾燥麺を食べだしたこと。ベビースターよりもおいしいんだろうか。度胸がなくてラーメンの銘柄まで確認できなかったのが心残り。