to be continued

お茶とお菓子と本書の出番

きのうは映画の日だったので有楽座で『ボルベール<帰郷>』を観る。面白いなあ。逞しいなあ。ここのところビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』をやっぱりいいなあ、と観直していたんだけど、同じスペイン語をしゃべっているとは思えない迫力。女は強い。劇中映画も母性のたくましさを描いた『ベリッシマ』だった。おばあちゃん役の人、かわいい。

前々から気になっていた「年金問題」を解決するべく、今日は退社後に社会保険庁に行く。「二十歳になったら国民年金」の世代なんだけど、導入直後だったのでその後に加入した厚生年金と統合されていないままになっているというのが気になって。窓口に行ったら、やっぱり統合されていなかった。個々の記録はちゃんとしていたので、統合を依頼する。これで不安がひとつ解消。すっきりした気持ちで本屋さんに行く。

堀江敏幸『雪沼そその周辺』(新潮文庫)を買ったあと、ふたたびぶらぶらしていると、なーんと待ち望んでいた『P.G.ウッドハウス選集III マリナー氏の冒険譚』が発売されているのを発見。あわてて再度レジに向かう。電車のなかでそっと書店のカバーをはずし、しみじみと帯を見ていたら、なーんと「続刊決定」の文字が。嬉しすぎ。IVは『ユークリッジの商売道』、Vは『ドローンズ交遊帖』が仮タイトルとして記載されている。うん、もう、どんなタイトルでも買うから、毎年1冊ずつ出版して、と思う。嬉しさでYEBISU THE HOP は二缶め。そのあと氷結の期間限定「日向夏」を空けて夜が更けていく。